来年の大河ドラマはすでに、同志社を創設した新島襄の妻となった八重の生涯を描いた作品「八重の桜」が発表されていますが、再来年、2014年度の候補に明智光秀が上がっているそうです。
2014年のNHK大河ドラマについて、戦国武将の明智光秀を主軸に描くプランが浮上していることが18日、分かった。複数の関係者によると、8月上旬までに光秀の名前が有力候補として挙がり、局内で検討されていたという。
今回の主役候補の話も個人的には「ぜひ!」って感じなんですけど、そもそも謎の多い人物ですなんですよね。
生まれた年が不明というのはこの時代の人物にはよくあることですが、光秀も1528年説、1526年説、1515年説など複数あります。しかも山崎の戦いで秀吉に敗れて、落ち武者狩りにあって殺されたのではなく、じつは生き延びて南光坊天海として徳川政権下で活躍したという説すらあります。
主役となるとこのへんの謎をどう解釈するかでしょうね。
あとはやっぱり信長や秀吉と比べると地味なので、ぼくが脚本家ならいきなり一話目で本能寺の変を描いて、そこから回顧録的に織田家への士官にはじまる、信長との関係をずっと追いかける感じでしょうかね(そこに秀吉や家康などがからんでくる)。
ただ地味とはいえ、非常に有能な人物であったことはまちがいなくて、織田家臣軍団の中で最初に城持ち大名になったのは光秀(坂本城)ですし、畿内の軍団長を任されたり、「京都御馬揃え」(天正9年)の運営を任されたりしてます。
謀反人というネガティブな評価がついてまわってますけど、善政を行って各地で祀られたりしてますし、再評価をするためにも大河ドラマでの明智光秀を見てみたいものですね。
Wikipediaを読んでるだけでも、とてもおもしろく魅力的な人物です。
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