佐賀城
佐賀城

[佐賀県][肥前] 佐賀県佐賀市城内2-18-1


  • 平均評価:★★★★☆ 3.55(--位)
  • 見学時間:1時間9分(--位)
  • 攻城人数:1446(113位)

万部島

万部島
平五郎

万部島を東から西へ望む。
龍造寺家兼所縁の聖地である。『直茂公譜考補』によると龍造寺家兼は永正二年(1505年)より法華経一万部の誦読を開始し天文七年(1538年)に結願。堀江兵庫助と野田兵部丞を奉行に、高城寺登岳和尚を導師として『剛忠』を名乗り法躰となった。その時に経箱を埋納したのがこの万部島である。
名前に名残があるように古くは島であり佐嘉城から船で渡るか、裏御門を抜けて御東(後には向陽軒)の参道を通り門や神橋、いくつもの鳥居をくぐって参拝する神聖な場所であったようだ。現在でもこの辺り一帯は宅地化が憚られており往時の島の形がはっきりと残っている。
写真中央から右手に奥から整然と並んで見える11基の石塔が歴代藩主による法華経一万部読誦の結願石塔である。台石から蓮華台、竿石まで時代を超えてすべて同じ意匠で揃えてある。一番奥にあるのが初代藩主の勝茂、手前から二つ目が鍋島閑叟の号で知られる直正、最も手前のものが最後の藩主である直大のものになる。
なお藩祖とされる鍋島直茂は最後まで龍造寺家の宰相という立場であり続けたためこの石塔の中には含まれていない。また共に戦場を駆けた隆信も同じくこの中には含まれていない。不思議な縁である。

   

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マイナーな城の御城印も多く紹介されており、情報量がすごいです。この本だけでも御城印を集めた気分を味わえてしまいます。
御城印のデザインの由来など解説も充実しているので、御城印を集めていない人も楽しめます。
城の写真には提供した団員さんの名前も記載され、攻城団のみんなで作りあげた感が詰まっていて嬉しくなりました。

伝もものふ山田(ヤマー)さん)

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