浜田城跡に設置されている案内板の内容を紹介します。
国指定重要文化財(工芸品)十六間四方白星兜鉢
十六間四方白星兜鉢は、田原藤太秀郷にゆかりのあるものとして奉納されたと言われている。現在は鵜森神社で社宝として保存されているが、鉢は16枚の鉄板を矧ぎ合わせて半球状にかたどり、その四方には薄い鍍銀板を被せた形跡がみられる。
昭和30年2月2日指定
四日市市指定記念物(史跡)浜田城跡
昭和30年3月30日指定
かつて保管箱には「松平相模守 栗田右衛門尉寄進 万治二年一月吉日」と銘があり、また、袱紗の端には「因幡国住人 馬淵三郎」という縫文字もあったと言われている。
鎌倉時代の特色が強く表されている作品である。
浜田城は、室町時代の文明2年(1470)に田原孫太郎景信の三男田原美作守忠秀が築いたものである。その後、藤綱、元綱らがこの地を領したが、安土桃山時代の天正3年(1575)に織田信長の家臣滝川一益に攻められ落城したという。昭和56年3月31日
四日市市教育委員会