色金山砦は1584年(天正12年)の「小牧・長久手の戦い」において、羽柴秀吉軍の池田恒興を将とする別働隊が徳川家康の本拠岡崎に向けて侵攻したことに対して、徳川軍が陣を敷いた砦です。
現在は「色金山歴史公園」として整備されており、模擬櫓(展望台)があります。
また、山頂には家康が軍議を開いた際に腰掛けたといわれる「床机石」が残されています。
現地に設置されている案内板の内容を紹介します。
国史跡 長久手古戦場 色金山(いろがねやま)
天正十二年(1584)四月、小牧山(こまきやま)で秀吉(ひでよし)と対峙(たいじ)していた家康(いえやす)は、八日午後八時ごろ約九千の兵を率いて小牧山を出発、岡崎奇襲(おかざききしゅう)を企(くわだ)てて先行する秀吉方の別働隊(べつどうたい)を追って、九日早朝色金山(いろがねやま)に兵を進めました。
家康は、この山上に金扇(きんせん)の馬標(うまじるし)を立て四方を望見(ぼうけん)して軍議をめぐらしました。今も残る山頂の巨石は、その時家康が腰掛けたという逸話にちなみ、床机石(しょうぎいし)と呼ばれ崇(あが)められ親しまれてきました。長久手市教育委員会
色金山砦(色金山歴史公園)の観光情報
住所 | 愛知県長久手市岩作色金37-1 |
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