豪徳寺(ごうとくじ)は井伊家の菩提寺として知られる曹洞宗の寺院で、井伊直弼の墓があります。
1633年(寛永10年)に彦根藩主・井伊直孝が井伊氏の菩提寺として伽藍を創建し整備しました。寺号は直孝の戒名である「久昌院殿豪徳天英居士」によるものです。
招き猫伝説
豪徳寺は一説には「招き猫」発祥の地とされています。彦根藩の2代目藩主・井伊直孝がにわか雨にあって豪徳寺の大木の下で雨宿りをしていた際に、手招きをする白猫を見て近寄ったところ、直後に大木に雷が落ち、この白猫のおかげで難を逃れたと直孝は感謝し、のちに豪徳寺を井伊家の菩提寺としたという話が元になったという説です。滋賀県彦根市のゆるキャラである「ひこにゃん」はこの伝説をモチーフにつくられています。
招き猫発祥の地とする説がある。井伊直孝が猫により門内に招き入れられ、雷雨を避け、和尚の法談を聞くことができたことを大いに喜び、のちに井伊家御菩提所としたという。豪徳寺では「招福猫児(まねぎねこ)」と称し、招猫観音(招福観世音菩薩、招福猫児はその眷属)を祀る「招猫殿」を置く。招猫殿の横には、願が成就したお礼として、数多くの招福猫児が奉納されている。ちなみに、招福猫児は右手を上げており、小判などを持たない素朴な白い招き猫である。Wikipedia