石の門(石の門砦)は魚津市鹿熊の山中にある門跡(砦跡)で、魚津市内で唯一現存する石垣であることから1963年(昭和38年)に魚津市指定史跡となっています。
現在も直径70〜80cm程度の大きな川原石で築かれた石組遺構が残っています。高さは3m以上あります。
なお、この石の門(石の門砦)は松倉城の城下町があったとされている鹿熊集落の西の入口にある城戸(城門)で、松倉城の大手門だったという伝承もあります。
また位置的には松倉城よりも升方城に近いところにあります。
松倉城の防衛ラインとして築かれていた支城群である升方城と水尾城の間にあります。
余談ですが、『魚津市史』によると、この尾根上の南約300mの位置に「土の門」があったそうです。