真田本城跡に設置されている案内板の内容を紹介します。
真田町指定文化財史跡 真田氏本城(真田山城)跡
昭和四十七年四月一日 指定この城は、松尾新城、住連寺城、十林寺の城山などとも呼ばれます。
真田氏館跡や原の郷(本原一帯)へと続くなだらかな南斜面には何段もの広い段郭(だんかく)を連ね、ほかの三方は急斜面ですが、要所に細長い段郭を配置して厳重な備えとなっています。
この山城は、真田町内の他の山城と比べて規模が大きく防備も複雑で、上田盆地への眺望が開け、眼下に小県と北上州を結ぶ上州道を押さえ、熊久保集落の上方の沢から山腹を回して城内近くまで水を引いていることなどの特徴があります。
こうしたことから、町指定文化財名は、真田氏の本拠にふさわしいとして真田氏本城跡としました。