野口城
野口城

[岐阜県][飛騨] 岐阜県飛騨市古川町野口


  • 平均評価:★★★★☆ 3.50(--位)
  • 見学時間:43分(--位)
  • 攻城人数:21(2811位)

野口城の関連書籍

団員のレビュー

団員のレビューが投稿されている関連書籍をご紹介します。


しぇるふぁさん
飛騨中世城郭図面集

桂書房の中世城郭図面集シリーズの飛騨編です。岐阜県の中で飛騨国の城を著者作成の縄張り図付きでくまなく紹介した一冊です。著者は越中編から続いて佐伯哲也氏。
攻城団では2023年2月時点で飛騨国の登録城数は33基しかありませんが、本誌はそれを3倍ほど凌駕する94基の城郭が紹介されており、飛騨の城を詳しく知るなら間違いなくこの一冊を推薦します。
目玉の城としては広瀬城、飛騨松倉城、高山城でいずれも10ページ以上に渡って詳細に解説されています。
A4サイズの大判本で場所を取るのと、定価5000円とちょっと手が届かない価格ですが、飛騨国の城郭資料としては一番詳細に書かれている書籍かなと思います。


しぇるふぁさん
姉小路氏城館跡 ー総括報告書ー

2022年12月13日に飛騨市教育委員会文化振興課が公式に発行した発掘調査報告書です。主に2017年〜2020年にかけて行われた古川城、小島城(飛騨市)、向小島城、野口城の発掘調査の概要とその模様、そしてその調査結果が詳細に記されています。
ページが450ページあり、持った瞬間落としてしまいそうなズッシリとした重量感があり、幅3cm、重さ4kgぐらいある公式資料です。
内容もすごく専門的な内容で、お城めぐり初めたての人にはちょっと難しい資料かもしれませんが、普通の歴史参考書や城郭参考書では権利の関係で、絶対掲載されていないような資料、例えば発掘調査時の写真や岐阜県または飛騨市所蔵の歴史文献資料が引用物として掲載されていたり、縄張り図や地形図はもちろんのこと、トレンチ断面模式図と呼ばれる城跡を断面にして見たような図が掲載されており、この点はすごくて、さすが飛騨市公式資料だなと思いました。また、発掘調査委員会のメンツも豪華で、城郭史研究者の中井均氏を委員長に、仁木宏氏や内堀信雄氏、加藤理文氏、佐伯哲也氏など、テレビや歴史参考書や城郭資料書などで一度は見たことのある名前の方が並んでました。
内容は城郭玄人向けですが、飛騨市公式資料ならではの内容が多く書かれており、どの資料も城メモになってもおかしくないレベルの情報量なのでぜひ一読をオススメしたいです。1冊4000円とちょっと高額でしたが、充分すぎる情報量で大満足です!
残念ながら編纂元の教育委員会文化振興課から2023年1月7日に書籍が完売してしまったとの広報が出ており、現在購入不可能になっていますが、全国遺跡報告総覧というクラウドサイトに報告書の内容を無料公開しているのでそちらをチェックしてみて下さい。さらには、飛騨市内にある飛騨市図書館、神岡図書館にも1冊ずつ提供予定とのことなので実際の原本見たい方は現地行って図書館で探してみてください。
ちなみに私事ですが、こういうこともあろうかと攻城団ライブラリーに1冊寄贈させて頂きましたので、攻城団事務所が公開された日があればぜひ手に取って読んでみてくださいね!

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今日のレビュー

戦国和歌山の群雄と城館 (図説 日本の城郭シリーズ12)

とてもローカルな内容ですが、地元の城郭研究会の方々が実際に現地調査をして書かれているので、和歌山の城を知りたいときにはとても役立ちます。
特に、和歌山は著名な戦国武将がいないわりに、中央に近いので、その影響をもろに受け、群雄が接近したり反発したりととても複雑な様相を示しています。多数存在する小領主とその居城を網羅するこのような本の存在は大変ありがたいです。
今回は、図書館で借りましたが、自分でも持っておこうと思いました。

黒まめさん)

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