善照寺砦(ぜんしょうじとりで)は、今川義元との戦いの際に織田信長が鳴海城を囲むように築いた三砦のひとつです(残りふたつは丹下砦、中島砦)。
1560年(永禄3年)の桶狭間合戦においては、信長はこの善照寺砦に兵を集め、義元の本体に攻撃をしかけました。
現在の城跡は砦公園として整備されています。
現地に設置されている案内板の内容を紹介します。
善照寺砦跡
永禄二年(一五五九)、今川方の猛将岡部元信が守る鳴海城に備えて、織田信長が築いた三砦の一つである。永禄三年桶狭間の戦いのころには、佐久間右衛門と舎弟同左京亮が守っていたが、五月十九日、桶狭間に今川義元を奇襲する直前、信長はこの砦の下に兵を集結したといわれる。 名古屋市教育委員会Zenshoji Fort
This fort was constructed by Oda Nobunaga as a counter-fort against Narumi Castle guarded by Okabe Motonobu, a warrior general of Lord Imagawa. Nobunaga assembled his force at the fort right before his surprise attack on Imagawa Yoshimoto at Okehazama on 19 May 1560.