団員のレビューが投稿されている関連書籍をご紹介します。
日本の城を、調べて検索する総覧的な書物としては、今のところ最良の1冊ではないでしょうか。
どうしても、100名城絡みの本が目立つのと、本の厚み、価格等のこともあるんでしょうが、100〜200城ぐらいの掲載本が多い気がします。しかし、城好きたる者、もうワンランク上の攻城を目指したいところなので、この全国で1000城というのは、最適解という気がします。これ以上、多くなってしまうと、楽しく巡る範疇を超えてしまう感じがしてしまいます。自分だけかもしれませんが。
22年の発行ですので、情報も、しっかりと新しいですし、県ごとの地図が道路表示も明記されているので、車で攻城している身には、なにより有り難いです。車で廻る際の城の位置関係が、これだと分かりやすいです。けっこう鉄道路線図しか出てない事が多いですので。
このものすごい内容量の割には、持ち歩きも可能な大きさですし、正続100名城スタンプ帳を併せたぐらいでしょうか、お値段も、納得のいく範囲内ではないでしょうか。
無駄のない造りになっており、それでいて、必要なことは、全て網羅されている、なかなか洗練された一冊だと思います。
なんといっても掲載量が多い!
マイナーな城でも本を開けば見つかるし、詳しいことまで教えてくれます。
この本を持っていて損はしないと思います。
それなりに厚めですが持ち運びも十分可能なので、
城好きの方は必ず手に取って欲しいです!
桂書房の中世城郭図面集シリーズの飛騨編です。岐阜県の中で飛騨国の城を著者作成の縄張り図付きでくまなく紹介した一冊です。著者は越中編から続いて佐伯哲也氏。
攻城団では2023年2月時点で飛騨国の登録城数は33基しかありませんが、本誌はそれを3倍ほど凌駕する94基の城郭が紹介されており、飛騨の城を詳しく知るなら間違いなくこの一冊を推薦します。
目玉の城としては広瀬城、飛騨松倉城、高山城でいずれも10ページ以上に渡って詳細に解説されています。
A4サイズの大判本で場所を取るのと、定価5000円とちょっと手が届かない価格ですが、飛騨国の城郭資料としては一番詳細に書かれている書籍かなと思います。
岐阜県の山城ベスト50城と番外編として平城17城が掲載されています。この山城ベスト50シリーズはどの本もアクセス、縄張図、歴史などの解説があり山城巡りには重宝します。出来れば各都道府県の本を発売して欲しい所です。
2022年12月13日に飛騨市教育委員会文化振興課が公式に発行した発掘調査報告書です。主に2017年〜2020年にかけて行われた古川城、小島城(飛騨市)、向小島城、野口城の発掘調査の概要とその模様、そしてその調査結果が詳細に記されています。
ページが450ページあり、持った瞬間落としてしまいそうなズッシリとした重量感があり、幅3cm、重さ4kgぐらいある公式資料です。
内容もすごく専門的な内容で、お城めぐり初めたての人にはちょっと難しい資料かもしれませんが、普通の歴史参考書や城郭参考書では権利の関係で、絶対掲載されていないような資料、例えば発掘調査時の写真や岐阜県または飛騨市所蔵の歴史文献資料が引用物として掲載されていたり、縄張り図や地形図はもちろんのこと、トレンチ断面模式図と呼ばれる城跡を断面にして見たような図が掲載されており、この点はすごくて、さすが飛騨市公式資料だなと思いました。また、発掘調査委員会のメンツも豪華で、城郭史研究者の中井均氏を委員長に、仁木宏氏や内堀信雄氏、加藤理文氏、佐伯哲也氏など、テレビや歴史参考書や城郭資料書などで一度は見たことのある名前の方が並んでました。
内容は城郭玄人向けですが、飛騨市公式資料ならではの内容が多く書かれており、どの資料も城メモになってもおかしくないレベルの情報量なのでぜひ一読をオススメしたいです。1冊4000円とちょっと高額でしたが、充分すぎる情報量で大満足です!
残念ながら編纂元の教育委員会文化振興課から2023年1月7日に書籍が完売してしまったとの広報が出ており、現在購入不可能になっていますが、全国遺跡報告総覧というクラウドサイトに報告書の内容を無料公開しているのでそちらをチェックしてみて下さい。さらには、飛騨市内にある飛騨市図書館、神岡図書館にも1冊ずつ提供予定とのことなので実際の原本見たい方は現地行って図書館で探してみてください。
ちなみに私事ですが、こういうこともあろうかと攻城団ライブラリーに1冊寄贈させて頂きましたので、攻城団事務所が公開された日があればぜひ手に取って読んでみてくださいね!
城郭DB構築プロジェクトの参考書として攻城団未登録城が多い飛騨・奥美濃地方の資料が欲しいなと思い、直近で購入した同シリーズの「北陸の名城を歩く」が良かったので、岐阜県編を取り寄せてみました。
西濃・本巣郡、中濃・岐阜、東濃・加茂、飛騨の4地域に分けて60基の城が紹介されていて、お目当てだった飛騨国の城もしっかり詳細に紹介されていました。数の18基あって結構豊富な数でした。資料が乏しくて手に入りにくい飛騨国の城の参考書としては一番しっかりしているので飛騨国の城めぐりをする際は参考書としてマストで購入するをオススメします。
岐阜城についても模擬天守だけでなく山麓部の遺構が全て紹介されていて、分かりやすかったです。ロープウェイでしか登ったことがないので今度登山しつつこの本片手に見学したいなと思いました。
書店の歴史コーナーの新刊書でたまたま見かけて試し読みしたら、内容が凄すぎで思わず購入。
発行日を見ると今年11月に発行されたばかりの新しい城郭参考書で、日本全国の1055基の城郭を網羅して解説している一冊です。掲載城も日本100名城・続日本100名城クラスの有名な城から、市史跡指定城郭や全く指定を受けてない超マイナーな城、中にはお城だけでなくチャシや山口藩庁などの幕末に建てられた城館・陣屋・屋敷まで、いろんな城郭が紹介されていました。
各城郭の解説は、日本100名城や現存天守城では特集ページが組まれていてかなり濃く解説されています。そのほかの城も、築城年、築城主、特徴、所在地、交通アクセスを最低限として掲載しており、今まで知らなかったマイナーな城郭を新たに知ることができました。この中には攻城団未登録城が何基かあり、城郭DB構築プロジェクトに登録申請する上で、決定的な書籍資料として使えるのでオススメしたいです。
ページが448ページあるので少し幅を取る本ですが、持ち歩き用の資料としても使えるかなと思います。
世に言うところの100選の始まりは、諸説あるようですが、小倉百人一首からとなっているようです。そこから100選は、かの深田久弥選、日本百名山をはじめ数々の選が選ばれております。そんな中、新はあれど続があるのは、我らの日本100名城に限られるようです。
この続100名城が加わって200城になったことで、更に面白味と深みを増したように思っております。お城は、100城では足りずに200も行くべき名城があるのか、天守や石垣だけではなく、こんな山城にもこんなにも見どころがいっぱいあるのかと、もしかしたら、更に知られざる面白いお城が他にもあるんじゃないかと、興味は膨らむばかりです。
また、日本三名園は当然として桜の名所100選、日本百名月、日本歴史公園100選等々と重なるところも数多く、100名城巡りの素晴らしさが文字通りの多重構造の面白さになっております。
さて今のところ自分は、100名城が50城ほど、続が30城ほどの攻城となっており、いつの日にか200城完全制圧を目指したいものだと思っておりますが、決して慌てることなく、じっくり時間をかけて攻城していきたいものです。
続日本100名城の公式ガイドブックです。公式スタンプ帳では掲載しきれなかった解説が掲載されています。日本100名城の公式ガイドブックではお城の歴史や城の見方、種類などの解説ページが巻頭にありましたが、こちらの続日本100名城の公式ガイドブックでは、さらに内容を深掘りして山城の歩き方、天守閣の見分け方、石垣についてなどの解説が掲載されています。冊子が大きいので持ち歩きには不向きですが、家で攻城計画建てるときに事前情報収集したり、知識勉強するときにに大いに役立つと思います。
また、日本城郭検定の2級、3級を受検される方は問題の出題元がこのテキストとなっているのでマストで購入を推奨します!「日本城郭検定過去問題集-2級・3期・4級-」の問題集を解くときはこの冊子が一番の参考書になります。
攻城団加入後に購入。スタンプ帳付き。100名城ガイドブックとほぼ同時に購入しました。当時は名前すら知らなかったお城が多かったので、下調べに活用しました。これを購入してから私の名城めぐりが始まった思い出深い本です。
吉川弘文館のシリーズで岐阜の60城を記載しています。飛騨の戦国史や、東濃の武田と織田の抗争、西濃の関ヶ原合戦城郭など読み応えがあります。ほとんどの城に縄張り図がついてるのも魅力的。有名どころを一通り回った方にとってはかなり満足できるシリーズです。
美濃・飛騨の山城を巡る人には必須のアイテム。お目当ての城を巡るときにはお守り代わりに必ずリュックに入れていきます。
自分はハードカバーに入れて持ち歩いていますが、現地で雨に遭ったりして、いつしかボロボロに・・・
でも、使い倒してナンボの一冊だと思います。オススメ!
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