財布に優しくないのが難点ですが、城郭「移築」建造物(不確かなものを含みます)について、数多くの写真と解説、評価、一覧表が収録されており(一覧表にしか収録されていないものもあります)、中身は非常に充実しています。ただ民家に移築された建造物については住所が非公開になっているので実際に見学するにはこの本の情報だけでは困難なものがあるのは残念です(個人情報の関係があるということなので仕方がないですが)。また原則的に「現存」建造物は扱っていません。あと西日本のお城のみです。私は東日本の人間なので東日本編の発売を楽しみにしています(西日本編も買いましたが)。なお、この本の一覧表に載っている移築建造物のうち、明石城・姫路城・龍野城・岡山城・備中松山城の5城分、計13件については実際に見学してみました(本の一覧表には15件収録されていましたが、民家所有で住所が非公開のもの1件と、備考に取り壊しと書いてあるもの1件は除きました)。本は大きくて重いので、本で調査&メモ(自宅)→遠征して5城分見学(現地)→本で復習(自宅)という使い方をしてみました。移築建造物についてまとまっている本は今まで聞いたことがなかったのと、インターネットだけでは入手しづらい情報もあり、とても役に立ちました。
タイトル | 城郭移築建造物大全 西日本編 |
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著者 | 髙田徹 |
出版社 | 戎光祥出版株式会社 |
発売日 | 2023-08-07 |
ISBN |
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価格 | 13200円 |
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