私が歴史系の小説で初めて読んだものです。元々小説はほとんど読まなかったのですが、光秀の定理を読んでから、歴史小説にハマった思い出の一冊です。内容としては、小説なので必ずしも史実に完璧に基づいてる訳ではないのですがストーリー性があり、何より光秀中心かと思いきや武士と僧による二人の話を中心としており、新たな感じの小説でした。
牢人時代から本能寺の変までの明智光秀を描いた歴史小説です。
著者 垣根涼介さん”涅槃”が面白かったので、他の作品も読んで見たいと手にしました。
天性の才を持ちながら、誠実過ぎるが故に不器用な光秀を、架空の人物を交えながら描かれております。
大河ドラマ”麒麟がくる”を見たあとに読みましたので、より一層光秀像がイメージできました。
主人公は光秀ではない、架空の侍と僧。信長の近江攻略のあたりまでの物語。後日談的に本能寺の変についても語られている。
モンティ・ホール問題と長光寺城攻略を組み合わせたやや斬新な内容。
合戦の描写などの派手さはありませんが、史実と創作がうまく融合した良作だと思います。
タイトル | 光秀の定理 (単行本) |
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著者 | 垣根 涼介 |
出版社 | 角川書店 |
発売日 | 2013-08-30 |
ISBN |
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価格 | |
ページ数 | 409ページ |
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