ここら見える鬼瓦は上から山字紋、かたばみ紋、桐紋。北側の窓は少な目。

石垣上部に蛇口(排水口)が見える。ざっと数えて8つある中のひとつ。また日本最古の石垣普請奉行銘(貞享三年/1686年)の石があるあたり。(みつけられませんでしたが)

ゆるやかな「寺勾配」。17世紀中期から後期に拡張されたあたり。

昭和·平成の大修理で蘇った石垣。西側、はばき石垣で補強されている。

他の蛇口は穴のみ(私調べ)。

あずま屋(台所屋敷跡)と中央の本丸石垣との高低差が伝わるといいのですが。

マップで「石積み職人の腕の見せ所だね」とある石垣です。現地に案内板·解説板は見当たらず自力で探すしかない。大きな石の回りに小さい石が並べられ大口を開けて笑っているように見える、というから写真中央の下のあたりかな。

石垣の崩壊を防ぐため、二ノ丸東側に２か所作られている。奥に本丸の石垣が見える。

左手の石には矢穴が残る。マップの示す位置ではあるが案内板は無い。淡路丸の下の帯曲輪のさらに下のこの辺りは木陰でせせらぎが流れている。

高さ11メートルの櫓門。築地塀は高さ4.5メートル、基底幅2.4メートル。

並木の奥に政庁の南門、写真左側に東北自動車道が見える。自動車道は城域西端を少し分断している。

この築地塀は高さ3.5メートル、基底幅1.8メートル。写真では小さく見えるが、塀の厚さは成人が両手を伸ばしたくらいある(実測)。

木橋の下には溝がある。門の奥には東門が写っている。

左から、南門、目隠し壁、西門。
樹木が並んでいるところは当時、築地塀が続いていた。

広大な城柵。外郭南門や築地塀は遠目にも目立つが、近くから見上げると迫力があった。南大路の両脇には樹木が植えられ南門までは木陰を選んで歩くことができますが、夏場に政庁跡をくまなく歩くつもりなら日傘推奨です。

盛岡城跡公園ガイドマップで「蛇口」「笑い積」「はばき石垣」などをチェックしておくと石垣鑑賞がより楽しめると思います。もりおか歴史文化館では有料展示エリアの最後に黒田官兵衛の「合子形兜」(複製)が展示されていていました。