内堀は、一見すると貯水池に見えますが、安心して下さい。当時は、ロの字型をしており、明治以降に埋め立てられたのを発掘して、一部ですが、公開しております。

午後4時までなら近くで見学することも可能です。

静岡大学の加藤先生が定期的に駆除されているためか、お堀にミシシッピアカミミガメはいませんでした。

標高が高いのに、大規模な土木量があって、馬出し、空堀に圧倒されること間違いなしです。地元、島田市により丁寧に整備されています。ビジターセンター立寄り後に攻城して下さい。

朽木方向からの侵入を断ち切る堀切で、土橋もあります。

主郭から北西方向への尾根は、一騎駆け（土橋）となっており、左右は、凄い切岸です。

JR安曇川駅方向の眺めが良いです。下部の曲輪は、主郭です。

主郭にある狼煙台には、最期の抵抗用にと、つぶて石が敷き詰められています。

主郭にあります。

城外側は、凄い切岸です。

城址には、元々あった松蓋寺の観音堂が再建されています。ここから主郭まで、少し藪漕ぎ（笹）が必要です。

土橋を渡って侵入する敵に対して、集中砲火するための土塁付き曲輪です。

城の弱点部分は、土橋にして、敵の侵入を防いでいます。

中段の曲輪には、土塁が多用されています。

見張所跡と名付けられており、大手門のような所です。左右の土手は、曲輪で、侵入する敵は、ここで射られたり、撃たれたりするのでしょうね。

発掘が未了のためか、城址碑は、攻城口にあります。

奥の防獣柵を開けて、攻城します。上寺バス停から案内表示があり、迷うことはありません。

田中城跡の案内板からの抜粋です。とても面白い縄張りです。