少し樹木や竹で、鬱蒼としています。

私有地感が半端ないですが、側溝の蓋に沿って歩き、斜面を登ると城址です。

この地域の土豪たちの精神的紐帯となっていた鎮守社である新宮神社の表門で、国指定重要文化財に指定されています。

主郭内は、ある程度整備されています。

主郭、土塁上はある程度、竹を伐採しているので、見学に支障はありません。

虎口の西側土塁上には、溝が5条あり、土塁上の行き来を妨げるものか、石落しのためと考えられています。

南側の攻城口にあります。

古墳にあった石棺を再利用しているようです。

主郭に飲み水を溜めていた池跡があります。

布施公園の西側にあり、攻城口に一番、近いです。

攻城口まで近江鉄道大学前駅から徒歩10分の距離で、城址には、さらに15分で主郭に到達出来ます。

右側の高い山（玉緒山）の山頂に城址があります。

城址は平地城館で、現在の高宮小学校と高宮幼稚園の辺りにあったそうで、同所にて解説シートが貰えます。

山頂にある前方後円墳を上手に活用したお城で、是非とも石棺を使用した主郭虎口を復元して欲しいです。なお、暖冬の影響か、竪堀ははっきりと分かりませんでした。

方形居館タイプのお城で、堀に囲まれておりますが、堀を写真に撮ると竹藪にしか見えないので、是非、現地へ。土塁上に石落としに使用する条が5本あり、とても珍しいです。