かつては層塔型の二重櫓があり、今は陸地になっていますが、臨海の名の通り、当時はここから先は海だったそうです。

永禄10年(1567)にこの地に三原城を築いた戦国武将。中国地方の覇者として君臨した毛利元就の三男で、「三矢の訓」の一本として、本家の毛利を支えました。

天守台の西側は小早川隆景の時代のもので、扇の勾配が美しいのが特徴です。

天守台の東側は、西側より新しい福島正則の時代のもので、綺麗な算木積みになっているのが特徴です。

絵図をもとに復元されていますが、実際はもっと高かったそうです。

天守台より三原駅方面を望む。南東側は本丸とくっついていたので、堀は昔からここまでだったそうです。

天守台より三原駅方面を望む。昔は駅の向こうまで堀が続いていたそうです。

天守台より北西方向を望む。昔は堀に沿って西国街道が通っていたそうです。

当時から天守は築かれず、隅櫓が築かれていたそうです。

駅の構内から天守台に繋がる階段があります。

釣井の段から本丸下への虎口付近に石垣が残っています。

釣井の段には、立派な石積みの大井戸が6ヶ所あります。

山頂に近い場所にあり、多勢の武将たちが山上生活をしていたことを物語っています。

詰の丸より本郷の町を望む。

本丸跡より切り立った道を上ると、標高197m地点の詰の丸に出ます。岩石が露出している場所で石切場としても使用されていたそうです。

詰の丸の巨岩の上に石塔が立っています。

中の丸跡へと続く石段の上は、門跡とされているそうです。

新高山城の中で最も広い曲輪で、規模の大きな建物があったそうです。

三原城修築の際に、ここの石垣の大石を残らず三原に運んだといわれていますが、まだ石垣の一部が残存しています。

中の丸より本郷の町を望む。