つば九郎

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城巡り好き、ミステリ映画好き、冒険小説好き、スワローズ好きのつば九郎です。よろしくお願いします。

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つば九郎さん が 書籍センゴク一統記(10) (ヤンマガKCスペシャル)」にレビューを投稿しました(2022-10-31)

 宮下英樹さんのセンゴク一統記も10巻へと読み進んでまいりました。本能寺の変が終わり、山崎の戦いが始まりました。
 今は、プロ野球の大一番を決する試合の際によく使われることが多い天王山の戦いこと山崎の戦いですが、自分は実はそれほど詳しく内容までは分かっておりませんでした。ドラマ等を見ていても、どうしても本能寺の変がメインに描かれることが多く、山崎の戦いはあっさりと言いますか、毎週楽しみに見ていた「麒麟がくる」に至っては、まったく触れられもしませんでした。はじめて、ここまで細かく詳細を、この漫画で知ることが出来ました。
 自分は、光秀は細川、筒井の支援を受けられず、割とすんなりと秀吉が勝ったんだとばかり思っていたんですが、天王山の戦いが雌雄を決する試合に使われるように、かなり際どい凄い戦いだったことが分かりました。戦国時代の合戦は、掘り下げれば掘り下げるほど、奥深く面白いです。
 まだまだ合戦続きの状況ですが、ここに来て、かの運命の三姉妹が登場して来て、絵面が急に華やかになりました。最初の頃は、けっこう艶っぽいシーンも多かったんですがね、まぁとは言え、次は賤ヶ岳の戦いですので、ここも掘り下げて頂けることを期待しております。
 

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つば九郎さん が 書籍センゴク一統記(5) (ヤンマガKCスペシャル)」にレビューを投稿しました(2022-10-29)

 センゴク第3部一統記編を読みはじめ、5巻まで読了しました。ついに本能寺の変ですね。間違いなく日本の歴史史上最大の出来事の一つですね。
 さまざまな、憶測も語られてしまいがちな事件ですが、この漫画では、割とオーソドックスな描かれ方だったかなと思います。そこは、自分はかなりの好感触です。
 この漫画では、黒幕の存在等は、いっさい無く、光秀単独説に立っており、理由は信長自身が日頃から下剋上を奨励するようなことを語っており、光秀の野望による謀叛の立場を取っています。良く言われる怨恨説の立場は取っておりません。あまり、自分なんぞが書きすぎると、これから読もうとしていらっしゃる方に申し訳ないので、この辺でやめておきます。実は自分は、かつて子供の頃に見た大河ドラマ「国盗り物語」の印象が非常に強くて、濃姫(帰蝶)も信長といっしょに槍で戦い、最期は、人生50年の謡を舞うもんだと思い込んでいた頃がありました。自分の歴史観は、ほぼ司馬遼太郎さんに影響されてしまっているんですよね。
 さて、光秀の心情も分からんでもないとする秀吉の中国大返しまで話は進み、次は山崎の戦いや賤ヶ岳の戦いですかね。夜寝る間を、惜しんで読み進める日々が続いていきます。実に楽しいです。
 

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つば九郎さん が 書籍センゴク天正記(15)<完> (ヤンマガKCスペシャル)」にレビューを投稿しました(2022-10-27)

 センゴク第2部天正記、最終巻となる第15巻まで読了しました。
 歴史的事実な訳ですので、当然そこは、如何ともしがたいところですが、ここでの竹中半兵衛の死は、やはりグッとくるものがありました。最期の方の、軍師としての冴え渡り加減は、凄すぎでした。また、半兵衛の病の湯治のために有馬温泉への道を確保しようと城攻めを命ずる秀吉も、なかなか素敵です。
 またこちらも、歴史的事実ではありますが、信長包囲網の最大の黒幕として、余りに不気味な姿でずっと描かれ続けてきた、本願寺総帥・顕如が、まあ割とあっさりと信長との和睦を受け入れたのは、知っていたとはいえ、まぁそうなるよなという感じでしょうか。
 この第2部天正記は、武田勝頼が死すところまでが描かれましたが、合戦中心ばかりではなく、楽市楽座や検地、貿易港の確保といった経済的な話も増えてきた感じがします。武将というのは、確かに武力を備えて戦に勝ち続けていかなければならないのですが、一方で、領地領民を抱えて経済も回して行かなきゃならないので要は政治力に優れていないといけないんだよなという気がいたします。その代表格と言える、石田三成も、いよいよ登場してまいりました。
 話しは、第3部一統記編へと進み、本能寺の変が始まるようです。光秀はいったい何故は、どう描かれるのか気になり、楽しみなところです。

 
 

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つば九郎さん が 書籍センゴク天正記(10) (ヤンマガKCスペシャル)」にレビューを投稿しました(2022-10-26)

 センゴク天正記の10巻まで、読み進めてきました。織田信長の侵攻範囲が、グッと広がり、いよいよその地位を確立していく反面、広がりすぎによる齟齬やら、信頼筋からの謀叛も起きはじめてきています。攻城団的には、安土城が姿を現し、今後の展開への伏線でしょうか、信長が建設途中の城を背景に部下、民衆に下剋上推奨の演説をぶち上げます。
 北の侵攻は、ついに上杉謙信との直接対決へ、南の侵攻は雑賀集との戦いへと進み、刀、槍、馬がメインから銃と調略そして補給路断絶へと戦い方が変わってきました。特にそれが顕著となるのが西方の背後に毛利が控える侵攻で、秀吉、半兵衛の本領発揮ですね。そして、大砲備えた船の戦い方へと新しいやり方に対応していける信長の資金力の凄さですね。
 そしてそこには当然、荒木村重の謀叛もあり、自分の大好きな武将、黒田官兵衛もいよいよ登場してまいりました。この漫画は、そこが面白いところでもあるんですが、登場する武将の絵面がエキセントリックすぎになる傾向があるので官兵衛どうなるかと思って少し心配していましたが、割と普通の姿で出てきたので安心しました。官兵衛、この先いっぱい登場してくれると自分は嬉しいですが、それも楽しみに読み進めていきます。

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つば九郎さん が 書籍センゴク天正記(5) (ヤンマガKCスペシャル)」にレビューを投稿しました(2022-10-20)

 漫画センゴク第2部となる、天正記1巻から5巻まで読み進めました。我らが主人公、仙石権兵衛秀久も出世し、文字通り千石の拝領地を持つ武将となり、家臣を持つ身となりました。5巻ともなると、嫁を娶る話へと進んで参りました。お嫁さん、この先、面白くなりそうな人で楽しみです。
 歴史的合戦の話は、ほぼほぼ織田、徳川軍対武田軍の長篠の戦いに費やされています。これもすごい戦いですね。ここまで、当然、もう1人の主役は織田信長な訳ですが、今回その恐ろしさ、非情さ全開ですね。鉄砲を使った、殲滅戦へと戦い方が大きく変わっていったことが、良く分かります。
 敗者となる、武田側ですが信玄亡き後、勝頼を盛り立てて、結果、戦に散っていく武将たちが見応えがあり、素敵すぎです。さながら西部劇にありそうな展開で倒れていく真田源太左衛門信綱が今回では一番のお気に入りでしょうか。今後真田家は、あの面々が仙石家との戦いの曲面で深く関わっていくことが予告されたので、そこは期待大です。
 さて、人間的にも仙石権兵衛秀久が、かなり成長してきたので、今後の先の巻を、さらに楽しもうと思います。

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つば九郎さん が 書籍センゴク(15) (ヤンマガKCスペシャル)」にレビューを投稿しました(2022-10-19)

 皆さんからのお勧めのセンゴクという漫画に、すっかりどハマりし、ついに15巻まで読み進みました。一乗谷の戦いから小谷城の戦いに、話しは進んできました。小谷城の戦い、これがもう、凄いことになっております。
 小谷城の大手口、畝堀、曲輪群の3つの難関を撃ち破り、さらにその先に控える虎口を、どう攻略して行くのか、まさに山城攻略の難しさと凄さを思い知らされます。そして一方の山城の防衛力の、素晴らしさも実感させられます。これまで、自分も、幾つかの山城に実際訪れていて、この目で竪堀も見てきていたんですが、よく分かっていなかったようです、これからは見る目が変わってきそうです。
 小谷城は当然いつか攻城しに、伺わない訳にはいかなくなってしまいましたね。これから攻城する方は、このセンゴクの13巻から15巻は必ず目を通してからの方が絶対楽しめると思います。すでに行った方も再訪したくなると思います。
 秋の夜長に、じっくり読み進めていきたいと思いますなどとのたまっておりましたが、あっという間にセンゴク第一部を読み切ってしまいました。主人公、仙石権兵衛秀久の人生からすると、ここまでは、まだまだ序の口でしょうから、この先も楽しめそうです。早いところ、天正記編をレンタルしに行かなくちゃ。

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つば九郎さん が 書籍センゴク(10) (ヤンマガKCスペシャル)」にレビューを投稿しました(2022-10-17)

 攻城団の読者投稿欄で、皆さんからお勧めされた、宮下英樹さんのセンゴク、10巻まで読み進めました。イヤー、ますます盛り上がり、面白くなってまいりました。
 主人公、仙石権兵衛秀久は19歳から21歳まで、比叡山延暦寺焼き討ちから三方原の合戦までが描かれています。信長包囲網が石山本願寺を中心に進んでいく訳ですが、包囲網側の思惑や戦略も丁寧に描かれているので、歴史観も、とても分かりやすくなっています。漫画だからと、侮ることなかれ、かえって理解が進むます。漫画恐るべし。
 8巻の終盤になって、武田信玄公が、のそっと登場して参ります。その姿、描き方が、映画「地獄の黙示録」のマーロン・ブランドのカーツ大佐に、瓜二つで自分的には、かなりのツボです。
 10巻は三方原の合戦までで終わりますが、最後のコマは、自分が今年、名古屋遠征した際に徳川美術館で見た「しかみ像」(岡崎城にあるしかみ像の銅像の元絵)になっております。 
 11巻、早く読まなくては。

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つば九郎さん が 書籍センゴク(5) (ヤンマガKCスペシャル)」にレビューを投稿しました(2022-10-15)

 つい先立っての読者投稿欄での、お題が戦国時代、江戸時代を舞台にした、お勧めの小説、漫画を教えてくださいでした。その結果、最多となる3名の方が、挙げてくださっていたのが、このセンゴクという漫画でした。自分は、まったく知らない漫画でしたので、これは早速読まない訳にはいかないだろうと、いまや貸漫画業が、すっかりメインになりつつある近所のTSUTAYAに赴き、レンタルしてきました。まぁ便利な世の中になったものです。
 今回は、まず最初の1巻から5巻までを読んでの感想です。実在した仙石権兵衛秀久を主人公に、彼の15歳から18歳まで、稲葉山城の戦いから姉川の戦いまでが描かれています。ここまでで、すでに三英傑をはじめ、錚々たる戦国武将が登場し、8割方が、合戦のシーンで劇画タッチの絵面が迫力満点で、面白いです。
 これは、皆さんが勧めてくださるはずです。まだ序盤ですが、すっかりハマってしまいそうです。読書の秋の夜長、ゆっくりと読み進めていこうと思っております。この漫画を、勧めてくださった皆様、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

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つば九郎さん が 書籍ヘンテコ城めぐり」にレビューを投稿しました(2022-10-09)

 れきしクンこと、長谷川ヨシテルさんのお城紹介本です。youtubeでも知られ、前田慶次さん、萩原さちこさんとの城巡りの回は、毎度楽しく拝見させていただいております。ちなみに自分は登録者のひとりです。
 そんなにヘンテコでもない気もしますが、独特の切り口が、非常にクセになる面白さがあります。何より表紙からして、もう面白いです。自分は、基本100名城と続100名城を中心に城巡りをしていますが、日本中にある、それぞれのお城には、それぞれの歴史があり、それぞれのエピソードがあるんだということを思い知らされます。
 五稜郭の仲間たち、いっぱいある二条城、一夜城あれこれ、映画やドラマのロケ地の城等、テーマを考えればまだまだ、無限に城巡りの可能性が広がることも教えてくれます。
 そして、あとがきまで読んでくると、いつもお世話になっているインターネットの城サイトに感謝の気持ちを込めてと紹介されている6つのサイトの中に、なんと攻城団が!。見学時間の目安が記されているので、スケジュールを組む時に非常にありがたいと書かれております。

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つば九郎さん の読者投稿欄「戦国時代、江戸時代を舞台にした小説やマンガでオススメがあれば教えてください」への回答が更新されました(2022-10-01)

冒険小説の傑作「エトロフ発緊急電」や警察小説の金字塔「警官の血」でも知られ、「廃墟に乞う」で直木賞受賞の佐々木譲さんの「天下城」です。
数奇な運命を辿って、穴太衆の頭領となり、戦国武将から数々の城の石垣造りを請われ、ついには信長から安土城の石垣を任せられる架空の人物、戸部市郎太が主人公の当に大河ドラマです。全編、城造りと城攻めがメインの話で、信長、秀吉、勝頼、弾正にザビエルまで登場し、面白くならない筈がありません。最後は安土城を造り上げ、でも信長は死に、しかも城は焼け落ち、そして・・・
佐々木譲さんは、自分の大好きな作家で、何を読んでもハズレのない方です。今作も、もちろん大傑作です。その他、続編となる「獅子の城塞」五稜郭が舞台の「五稜郭残党伝」等の時代小説もお勧めです。
今回は他の方のお勧めが楽しみです。また次回は、ぜひ城のお勧めの映像作品を教えてくださいでお願いしたいです。

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つば九郎さん が 書籍名城の石垣図鑑」にレビューを投稿しました(2022-09-25)

 お城好き、とりわけ石垣好きには、堪らない一冊です。お城といえば、この人、小和田哲男さんが書かれた本です。残念ながら、掲載させている写真が、すべて白黒なのと、地の文章がピンク色になっているところが多いので、目が慣れないと読みづらく感じる方がいらっしゃるかもです。自分は、かつて参考書に引きまくった、マーカーの蛍光ピンク色を思い出しました。
 第壱章は、知っておきたい石垣の基礎知識となっていますが、基礎じゃないでしょというレベルで書き込まれています。石垣のつくり方も、調達から積み上げまで、凄い労力だろうなと思わされながら、絵図で分かりやすく説明してあります。
 第弐章、第参章は、北は北海道から南は沖縄まで、石垣の名城75城が、石垣に特化して詳細に解説、説明されています。巻頭で「豆知識」のところを読むだけでも城石垣のスペシャリストになれますと書いてありますが、どこを読んでも見ても、物凄い情報量です。石垣ですので、そこは当然、西日本のお城の方が、比率は高く紹介されています。ぜひ、同じ形式で名城の土塁図鑑も出していただきたいところです。 
 自分は、かなりの石垣好きで、石垣は必ず眺めるだけでは飽き足らず、直接実際に手でさわってみるぐらいなので、ありがたい一冊です。

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つば九郎さん が 書籍日本の名城99の謎」にレビューを投稿しました(2022-09-23)

 ひじょうに分かりやすく、読みやすい本です。お城の楽しい雑学、エピソード集で誰かに話したくなるトリビア集といった感じの一冊でしょうか。一応99の謎が、まず提示される形になっていますが、まあ取り上げたい内容が先にありきではないでしょうか。
 本当に読みやすく、自分は我がスワローズの試合を観戦しに神宮球場へ行く往復の電車の中で3時間程で読了しました。(ちなみに最近、画像を変更しましたが、この時の試合の村神さまのヒーローインタビューの写真にしてみました。他球団ファンの方はすいません。)はなから知っているよと言う話も多かった反面、へぇそおなんだという話もいっぱいありました。
 土方歳三は城攻めが上手かった?、童謡とうりゃんせは川越城で生まれた?、忍者はどうやって城に侵入した?といったエピソードが、自分には面白かったです。
 なかなか、面白い本だったので、シリーズで戦国の合戦99の謎という本も出ているようなので、その内読んでみようと思っております。

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今日のレビュー

ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 日本の城

2022年3月に増刷と聞き予約して購入。帯に「在りし日の城の姿!」とある。初版同様、100城全126点。精密な鳥瞰・復元イラストには構造としての城だけでなく、人々の営みも書き込まれているものも多くて気に入ってます。人々が関わってこその城だと思うので。
石垣山城は天守台建設中で人々が土木工事をしてるし、杉山城では堀に渡された木橋を人が通ってます。亀居城に舟入があったことはこの本で知りました。伏見城のページには在りし日の巨椋池が広がっています。城が躍動していた頃の姿を眺めてうっとりするのはロマンと言うのかな。出版社はワン・パブリッシング。

山鳩さん)

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