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★★★
作者:南原幹雄 2003年 謀将シリーズ
数正出奔後から話が始まるという、新しい視点の小説。出奔は豊臣家滅亡のための謀略という立脚点から、書かれている。
しかし、数正一代では終わらず、息子たちに引き継がれていく。
ストーリーが足りない部分を色話の脚色を多用しているところは、ちょっとなんだが、出奔後の石川家が書かれているものは少ないので、一読の価値はあります。
【主な登場城等】
岡崎城、吉田城、上之郷城、浜松城、西尾城、駿府城、江戸城、大坂城、小諸城、上田城、松代城、松本城、堺
【主な登場人物】
石川方
・石川家:数正、康長、康勝、康次
・石川家家臣:天野又左衛門、渡辺金内/金之助、佐野金右ヱ門、大藪十郎次、太郎太/次郎太(忍び)、早見時之助
徳川方
・徳川家:家康、秀康、秀忠
・徳川家家臣:松平家忠、松平重勝、酒井忠次、酒井重忠、本多忠勝、榊原康政、井伊直正、天野康景、大久保長安、茶屋四郎次郎/千種
豊臣方
・豊臣家:秀吉、秀長、大政所、朝日、淀殿
・豊臣家家臣:織田長益、滝川雄利、土方雄久、石田三成、浅野長政、真田昌幸/幸村、大野治長/治房、片桐且元、愛宕屋あずさ
忠臣蔵関連の小説を読んだ人・未読の人ともにお勧めできる一冊です。
事件の概要はもちろんとして、事件の真相と謎についての考察・四十七士及びその関係者それぞれのエピソードを交えた人物紹介等、コンテンツが豊富です。
毎年12月に入るとこの本を読み始めて、討ち入り決行のその日までに本懐を遂げる(=完読する)のが私の年間行事の一つです。
本作では、大項目として佐々木・浅井・蒲生・筒井・柳生・赤松の6氏族が採り上げられており、その出自や分岐した庶子家等の興亡が詳細に解説されています。
巻末には県ごとに、地方に盤踞した中小豪族の解説があり、居城も網羅されていますので小城を攻める際の予備知識に最適です。
同シリーズは東北編~九州編までの12巻があり、地元の地域史把握にも便利だと思います。
雑誌「歴史群像」で紹介された戦国時代の城に城郭研究者の解説を加えて再構成したムック「戦国の堅城」の第二弾。(2006年発行) 16城を境目の城・繋ぎの城、居城・根城に分け、さらに実際に攻城戦の舞台となった城を紹介する。前作と同様に復元イラスト、図、写真と研究者の解説という構成。
雑誌「歴史群像」で紹介された戦国時代の城に城郭研究者の解説を加えて再構成したムック。(2004年発行)勃興期、隆盛期、完成期に分けて16の城を解説。どのような状況でその城が作られ、何を意図した縄張りだったのか、図や写真で詳細に解説されている。香川元太郎さんの鳥瞰復元イラストは一目でどんな城だったのかわかりやすくて良い。。
最近ちょこちょこと読み進めている本。寝殿造りから書院造りの流れについて勉強したくて買ったけど、寺社仏閣だけでなく城郭建築も少し紹介されてます。
ちょっと高いけどイラストが豊富でわかりやすいですよ。
後藤徹雄さんの写真集「城壁」の第二弾です。
第一弾には載っていなかった城郭の
石垣が載っています。
前作からの改善点なのでしょうか、
各ページの下に小さくページ数が
書かれているので見やすくなっています。
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