南北朝時代の凄惨な戦いの場だったことからしんみりとお参りして登りました。音が唸り続ける火力発電所が正面ですが、月見御殿から望む敦賀湾は素晴らしいですね。

３つある北側登山口のうち、真ん中の居館跡〜姫穴ルートを選択。３本の電気柵を外せと看板にありましたが、実際は６本あって「どうやって外すか？」というテクニカルな悩みと絶縁グリップを触る怖さでしばし立往生しました。姫穴ルートは上に行くほど細くなり危険度も増していきます。その分さらに下りの滑落注意です。

市役所周辺を車で走れば、趣きがほのかに感じ取れる街並みです。越前国の国府が置かれた歴史が伝わってきます。

郭部に向かう口は発見したものの進入できず撤退。安立寺本堂向かって左奥は倒木のため、市津学園側の畑地と林の境からのアクセスは深すぎる薮のため、入れませんでした。薮、虫の他、マムシも怖かったのでやはり冬ですね…。

市津学園側の墓地（三角路）の奥から入るのが分かりやすいです。犬成城とまさに向かいあう深い谷が絶景。その反対に伸びる凸字型の空掘は植物に覆われて超ラピュタ状態で大満足です。冬はまた違った表情を楽しめることでしょう。

やすらぎの森駐車場（トイレ有）から散策路へ。階段や堀切を渡す橋が整備されて歩きやすいですが、階段が下向きに傾いていたりで下りに注意。歓喜寺の裏手あたりでは橋の不具合のためか通行止めになっていました。