大変に御無沙汰しております。
この度も末席に加えていただけたなら幸いです。

門柱同様、扉もかなり傷んでいます。

門柱はかなりね経年が感じられます。

門柱上部に謎の穴が2ヶ所開いています。経年によるものなのか、それとも何か歴史的な事象に依るものでしょうか。

光長寺の入口に掲示されている光長寺全体の案内図から。

門の表に由緒書が掛かっています。伝承によれば、1777年の沼津城再建の時から城内にあった門との事。しかし、学術調査の結果からは、この門が間違いなく沼津城で使われていたものであると断定出来る決め手は無いとの事です。

かつて沼津城中庭にあった門を移築したもの伝わります。坊の表側より撮影。他の坊の山門は、瓦葺きであったり、或いは綺麗な装飾が施されていたり、或いは檀家さんの寄進によって新調されていて比較的に新しいのですが、この門だけ非常に古ぼけている上に、殆ど装飾らしいものが見当たりません。また、この門だけに敷居が無いのも、元が城門であったが由縁なのでしょうか。

茨城県はお城が多いので、かなり票が割れる事が予想されますが、

①水戸城：水戸徳川家の居城であり、近年城門も復元されたりと見所も有り。

②土浦城：本丸を中心に、水堀やランドマークにもなる２つの城門の存在感が有る。

③真壁城：良い状態で遺構が残っている上に、保存修復にも大変に力を入れられており、関東の土城の好例として、広く注目されるべき城。

と言った3城を挙げさせて頂きます。
歴史的に言えば、古河城や常陸太田城等が重要な城ですが、遺構の状況を鑑みると初心者には難しいと考え、上記の3城とさせて頂きました。

素晴らしい蓮池に囲まれ、東北唯一の現存御三階櫓のある弘前城、100名城の根城は確定として、あと１つは三戸城辺りが妥当かと思います。

やはり天下泰平の礎を築いた、徳川家康以外は考えられませんね。

松並木の間から見え隠れする天守も趣深い。