こんにちは、こうのです。
これも1年前につくった資料ですが、観光産業の実態を整理したものです。
もちろん観光業界もいろんな努力をしています。
これまでの物見遊山的な観光名所を巡るツアーを改め、「着地型旅行商品」として現地でのさまざまな体験を組み込んだツアーを地元が企画しています。
雪原をかんじきで歩いたり、あるいは農作業をしたり、地元では当たり前のことでも都会に暮らす人たちには新鮮ですから楽しんでもらえるようです。
ただしぼくはこれでもまだ不十分だと思っています。
なぜか。
それは新鮮さは最初だけで、二度目がないからです。体験による感動はリピートしづらいんですよね。
観光に「体験」を付け加えたのは素晴らしい発想ですが、ぼくはそれに加えて「予習と復習」を付け加えることを提案します。
どういうことかというと、現地を訪問する前に下調べ(予習)をして、現地ではそれを確認しながら、さらに生まれた疑問を帰ってから調べる(復習)というものです。そうすることによって、もう一度訪問したくなったり、関連する別の地域へ出かけたくなったりするわけです。知的興奮の数珠つなぎが理想型です。
(コンテキスト・ツーリズムとの相性が抜群です)
たとえばぼくは豊臣秀次の居城だった近江八幡城を訪問したのですが、予習が足りなくて「八幡堀」を見逃しています。そういう見落としがないだけの情報を攻城団では提供したいと思いますし、それでもきっと一度ではまわりきれないでしょうから、どんどん再訪してもらいたいです。
(お城の場合は桜や雪景色など季節によって景観も変わるので再訪のきっかけになります)
「復習」で楽しいのはやっぱり人物の歴史をWikipediaなどで読み返すことですね。城主の武将を調べると次に訪問したいお城がいくつも出てきます。天守や門の移築も現地の看板などで知ることも多いので、そういう情報も家に帰ってから調べるんですけど、すごく楽しいんですよね。
最近では工場見学など「オトナの修学旅行」として、こうした観光と「学習」とを組み合わせた企画が生まれています。それを単発で終わらせずに、次の旅行につなげるために、骨太のテーマを設定することが大事なんですよね。
そういう意味で、お城や戦国時代というのは奥深いテーマですから、ライフワークとして一生かけて訪問できます。「予習と復習」というのは、いいかえると観光に「教養」を付け加えようとすることなのかもしれません。
大河ドラマでも、ゲームでも小説でもマンガでも、入口はほんとうにたくさんありますので、なにかをきっかけに城に興味を持った方が、一生ハマる趣味になってもらえるようなサイトにしたいですね。
「最近のひとこと」のようにカジュアルに攻城時の思い出などを投稿できる「城活ノート」を公開しました。
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