団員のレビューが投稿されている関連書籍をご紹介します。
城郭DB構築プロジェクトの参考書として攻城団未登録城が多い飛騨・奥美濃地方の資料が欲しいなと思い、直近で購入した同シリーズの「北陸の名城を歩く」が良かったので、岐阜県編を取り寄せてみました。
西濃・本巣郡、中濃・岐阜、東濃・加茂、飛騨の4地域に分けて60基の城が紹介されていて、お目当てだった飛騨国の城もしっかり詳細に紹介されていました。数の18基あって結構豊富な数でした。資料が乏しくて手に入りにくい飛騨国の城の参考書としては一番しっかりしているので飛騨国の城めぐりをする際は参考書としてマストで購入するをオススメします。
岐阜城についても模擬天守だけでなく山麓部の遺構が全て紹介されていて、分かりやすかったです。ロープウェイでしか登ったことがないので今度登山しつつこの本片手に見学したいなと思いました。
吉川弘文館のシリーズで岐阜の60城を記載しています。飛騨の戦国史や、東濃の武田と織田の抗争、西濃の関ヶ原合戦城郭など読み応えがあります。ほとんどの城に縄張り図がついてるのも魅力的。有名どころを一通り回った方にとってはかなり満足できるシリーズです。
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江戸時代の大名について詳しく知りたいと思っていた時に目に止まり、読んでみることにしました。江戸時代大小併せて260~300藩有ったと言われていますが、本書では大名の格差をテーマとして石高、将軍との関係、江戸城、江戸藩邸、参勤交代の5つに分けてエピソードを交えて書かれています。石高の大小による格差をはじめとして、将軍家から嫁をもらったり、養子をもらったした大名の家格が上げられたり、その家格によって江戸城内での将軍との拝謁の仕方や服装が違ったり、江戸藩邸では門構えや屋敷の広さに差が見られたり、最後に参勤交代の道中でかち合いそうになった場合とか宿場が同じになりそうになった場合にその大名の格差が顕著に表れる事を細かいところまで知ることが出来ました。その当時の大名たちは自分の家格を十分に認識した上で行動し、少しでもその家格を上げることを日々考えていることがよく理解できる一冊でした。
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