稲村城
稲村城

[千葉県][安房] 千葉県館山市稲


  • 平均評価:★★★☆☆ 2.77(--位)
  • 見学時間:48分(--位)
  • 攻城人数:184(564位)

稲村城跡の案内板

稲村城跡に設置されている案内板の内容を紹介します。

稲村城跡(いなむらじょうせき)
 稲村城は、室町時代の十五世紀後半から天文三(一五三四)年に里見家の内紛によって里見義豊(よしとよ)が滅ぼされるまでの前期里見氏の居城でした。
 ここは安房国の府中を押さえる位置にあり、里見氏による安房支配のための拠点でしたが、内紛を収めた分家の里見義堯が、本城を滝田・宮本方面へ移すと使用されなくなりました。そのため、戦国前期の城の姿がいまも残された、貴重な遺跡と評価されています。
 城の中心部は、東西五百m、南北五百mの丘陵で、山頂に広い主郭や土塁、三ケ所の堀切などがあります。北側と西側は急斜面の要害で、東側と南側には複雑に腰曲輪を重ねるなど、数多くの遺構が残されています。
 また、北の滝川は外堀の役割をもち、東・西・南を廻る丘陵は外郭の役割をはたして、東西約二km、南北約一、五kmにわたる大規模な範囲の城で、安房国の統治を主眼にした所堅固の城と考えられています。平成十年二月 里見氏稲村城跡を保存する会
   

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江戸お留守居役の日記―寛永期の萩藩邸

攻城団の勉強会で話題となった江戸時代に書かれた日記関係の書籍を読んでみたくなり、図書館のホームページで検索した所、何度か読んだことのある山本博文先生が書かれた「江戸お留守居役の日記◆寛永期の萩藩邸◆」が抽出されたので読んでみることにしました。内容は萩藩の江戸留守居役である福間彦右衛門によって寛永期に書かれた日記が元になっています。この本を読むまでは、江戸屋敷に常駐している藩士は自由に江戸の町で行動出来ると思っていましたが、実際はかなり制限されており、不自由な生活を余儀なくされていた事を知りました。そのような過酷な環境の中で藩士が起こした不始末や幕府から出された命令を、留守居役の彦右衛門が町奉行、旗本と相談しながら解決していく様が描かれています。なお、屋敷外での勤務、藩邸周辺の警備にあたる辻番所は近代の交番のルーツだそうです。当時の江戸屋敷の武士、町民の生活が垣間見られた一冊です。

まーちゃんさん)

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