早川城跡に設置されている案内板の内容を紹介します。
早川城跡
早川城跡は、地元では古くから「城山(じょうやま)」と呼ばれ、鎌倉時代の御家人渋谷氏の城と伝えられています。しかし、文献資料がないことから、その実態は明らかではありませんでした。
そこで、綾瀬市教育委員会では平成元年度から平成六年度にかけて、早川城跡の学術調査を行いました。
発掘調査によって、堀切(ほりきり)・土塁(どるい)・物見塚(ものみづか)・曲輪(くるわ)等、多くの城郭関連遺構(じょうかくかんれんいこう)が発見され、県内でも有数な保存状態の良好な中世城郭であることが明らかとなりました。また、城郭が構築される以前には、縄文時代や古代の集落が営まれていたことも明らかとなりました。綾瀬市