団員のレビューが投稿されている関連書籍をご紹介します。
日本の城を、調べて検索する総覧的な書物としては、今のところ最良の1冊ではないでしょうか。
どうしても、100名城絡みの本が目立つのと、本の厚み、価格等のこともあるんでしょうが、100〜200城ぐらいの掲載本が多い気がします。しかし、城好きたる者、もうワンランク上の攻城を目指したいところなので、この全国で1000城というのは、最適解という気がします。これ以上、多くなってしまうと、楽しく巡る範疇を超えてしまう感じがしてしまいます。自分だけかもしれませんが。
22年の発行ですので、情報も、しっかりと新しいですし、県ごとの地図が道路表示も明記されているので、車で攻城している身には、なにより有り難いです。車で廻る際の城の位置関係が、これだと分かりやすいです。けっこう鉄道路線図しか出てない事が多いですので。
このものすごい内容量の割には、持ち歩きも可能な大きさですし、正続100名城スタンプ帳を併せたぐらいでしょうか、お値段も、納得のいく範囲内ではないでしょうか。
無駄のない造りになっており、それでいて、必要なことは、全て網羅されている、なかなか洗練された一冊だと思います。
なんといっても掲載量が多い!
マイナーな城でも本を開けば見つかるし、詳しいことまで教えてくれます。
この本を持っていて損はしないと思います。
それなりに厚めですが持ち運びも十分可能なので、
城好きの方は必ず手に取って欲しいです!
書店の歴史コーナーの新刊書でたまたま見かけて試し読みしたら、内容が凄すぎで思わず購入。
発行日を見ると今年11月に発行されたばかりの新しい城郭参考書で、日本全国の1055基の城郭を網羅して解説している一冊です。掲載城も日本100名城・続日本100名城クラスの有名な城から、市史跡指定城郭や全く指定を受けてない超マイナーな城、中にはお城だけでなくチャシや山口藩庁などの幕末に建てられた城館・陣屋・屋敷まで、いろんな城郭が紹介されていました。
各城郭の解説は、日本100名城や現存天守城では特集ページが組まれていてかなり濃く解説されています。そのほかの城も、築城年、築城主、特徴、所在地、交通アクセスを最低限として掲載しており、今まで知らなかったマイナーな城郭を新たに知ることができました。この中には攻城団未登録城が何基かあり、城郭DB構築プロジェクトに登録申請する上で、決定的な書籍資料として使えるのでオススメしたいです。
ページが448ページあるので少し幅を取る本ですが、持ち歩き用の資料としても使えるかなと思います。
お城好き、とりわけ石垣好きには、堪らない一冊です。お城といえば、この人、小和田哲男さんが書かれた本です。残念ながら、掲載させている写真が、すべて白黒なのと、地の文章がピンク色になっているところが多いので、目が慣れないと読みづらく感じる方がいらっしゃるかもです。自分は、かつて参考書に引きまくった、マーカーの蛍光ピンク色を思い出しました。
第壱章は、知っておきたい石垣の基礎知識となっていますが、基礎じゃないでしょというレベルで書き込まれています。石垣のつくり方も、調達から積み上げまで、凄い労力だろうなと思わされながら、絵図で分かりやすく説明してあります。
第弐章、第参章は、北は北海道から南は沖縄まで、石垣の名城75城が、石垣に特化して詳細に解説、説明されています。巻頭で「豆知識」のところを読むだけでも城石垣のスペシャリストになれますと書いてありますが、どこを読んでも見ても、物凄い情報量です。石垣ですので、そこは当然、西日本のお城の方が、比率は高く紹介されています。ぜひ、同じ形式で名城の土塁図鑑も出していただきたいところです。
自分は、かなりの石垣好きで、石垣は必ず眺めるだけでは飽き足らず、直接実際に手でさわってみるぐらいなので、ありがたい一冊です。
世に言うところの100選の始まりは、諸説あるようですが、小倉百人一首からとなっているようです。そこから100選は、かの深田久弥選、日本百名山をはじめ数々の選が選ばれております。そんな中、新はあれど続があるのは、我らの日本100名城に限られるようです。
この続100名城が加わって200城になったことで、更に面白味と深みを増したように思っております。お城は、100城では足りずに200も行くべき名城があるのか、天守や石垣だけではなく、こんな山城にもこんなにも見どころがいっぱいあるのかと、もしかしたら、更に知られざる面白いお城が他にもあるんじゃないかと、興味は膨らむばかりです。
また、日本三名園は当然として桜の名所100選、日本百名月、日本歴史公園100選等々と重なるところも数多く、100名城巡りの素晴らしさが文字通りの多重構造の面白さになっております。
さて今のところ自分は、100名城が50城ほど、続が30城ほどの攻城となっており、いつの日にか200城完全制圧を目指したいものだと思っておりますが、決して慌てることなく、じっくり時間をかけて攻城していきたいものです。
続日本100名城の公式ガイドブックです。公式スタンプ帳では掲載しきれなかった解説が掲載されています。日本100名城の公式ガイドブックではお城の歴史や城の見方、種類などの解説ページが巻頭にありましたが、こちらの続日本100名城の公式ガイドブックでは、さらに内容を深掘りして山城の歩き方、天守閣の見分け方、石垣についてなどの解説が掲載されています。冊子が大きいので持ち歩きには不向きですが、家で攻城計画建てるときに事前情報収集したり、知識勉強するときにに大いに役立つと思います。
また、日本城郭検定の2級、3級を受検される方は問題の出題元がこのテキストとなっているのでマストで購入を推奨します!「日本城郭検定過去問題集-2級・3期・4級-」の問題集を解くときはこの冊子が一番の参考書になります。
攻城団加入後に購入。スタンプ帳付き。100名城ガイドブックとほぼ同時に購入しました。当時は名前すら知らなかったお城が多かったので、下調べに活用しました。これを購入してから私の名城めぐりが始まった思い出深い本です。
後藤徹雄さんの写真集「城壁」の第二弾です。
第一弾には載っていなかった城郭の
石垣が載っています。
前作からの改善点なのでしょうか、
各ページの下に小さくページ数が
書かれているので見やすくなっています。
最近攻城したので臨場感が新鮮なまま読破できました。九戸政実の乱は籠城軍3000VS秀吉軍150000(諸説あり)。到底勝ち目のない戦に臨んだ政実公の大義や大軍を擁してまでも攻め入らせた石田三成の目論見に目から鱗。面白かったです。
日本100名城の選定は、お城巡りを楽しむ人の裾野をずいぶん広げたと思う。また、山城の魅力も認知されてきている。しかし、それより以前に城の機能に特化して、独自に100の名城を選定した先進性 は、現在でも色褪せていない。朝鮮倭城の記述があるのも面白い。
個人的に一番面白かったのは、各都道府県から5城を選び、100城を絞っていく過程が書いてある巻末ですね。
日本100名城や続日本100名城に選定されている城と比較してみるのも興味深いです。
読んだことない方は、図書館などで一読されることをおすすめします。
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