小泉城跡に設置されている案内板の内容を紹介します。
小泉城跡(こいずみじょうあと)
南北朝(なんぼくちょう)ころから名をあらわした有力な地侍(じざむらい)である小泉氏の館が、周囲より一段高いこのあたりにおかれていました。これが小泉城のはじまりです。江戸時代の元和9年(1623)、片桐貞隆(かたぎりさだたか)が、この中世の小泉城を利用するかたちで陣屋(じんや)を構え、小泉藩が成立しました。その後、延宝(えんぽう)元年(1673)に内堀が完成し、陣屋としての体裁が整ったといわれています。また、街道沿いに城下町も形成されました。北ノ町、本町、中之町には今もその面影が残されています。2002年6月 大和郡山市教育委員会