置塩城跡に設置されている案内板の内容を紹介します。
史跡赤松氏城跡置塩城跡(おじおじょうあと)
室町時代の播磨守護職であった赤松氏の居城跡。夢前川の東側、標高370mの城山山頂に位置します。播磨地方で最大の山城で、遺構は東西約600m・南北約400mもの範囲に広がっています。
一般には文明元年(1469)に赤松政則が築城したとされていますが、近年の調査研究の結果、城が本格的に整備されたのは16世紀後半の赤松政村(晴政)・義祐・則房の頃であることが明らかになりました。なお、赤松氏は黒田官兵衛孝高が家老を務めた小寺家の主家に当たります。その後、天正年間(1573~1592)には廃城になったようです。
平成13~17年度に行われた発掘調査では、城内の最高所にあたる伝本丸跡(第I-1郭)で天守的な性格をもつ建物が見つかりました。また、伝二の丸跡(第II-1郭)などでは庭園を伴った礎石建物が発見され、屋敷が立ち並ぶ城下町的な景観が山上に広がっていたことが明らかになりました。さらに、土器や陶磁器類、瓦などの遺物が1万点以上も出土したことも注目されます。置塩地区地域夢プラン実行委員会
縄張り図もあります。