城跡公園入口の階段脇に立てられている説明板の内容を紹介します。
市指定史跡藤橋城跡
現存する遺構は、東西七〇メートル☓南北六〇メートルの曲輪(くるわ)と付属する腰曲輪、土塁、空堀等であり旧態(きゅうたい)を留めている。
『武蔵名勝図会』(文政三年、一八二〇)に、次のように記されている。「平山越前守虎吉という人の住居の地なり。この平山氏は北条氏照に仕えたる人なり。平山右衛門太夫・同伊賀守などは檜原村に城跡あり。又、平井村・大久野村あたりは平山氏が旧跡なれば、この越前守もその一族なるべし。ここは土居を廻らし、城跡もありて、その内の広さ東西二十間余、南北凡そ五十間程、入口の城戸門跡と覚しきところは南向きにて、すべて平地なり。西より北へ廻らして今井村の水田に臨み、霞川の流れを帯びたり。この辺は崖にして高さ二丈あまりなり」。昭和二十八年十一月三日指定
青海町教育委員会