安中城に設置されている案内板の内容を紹介します。
安中城内現況対照図(明治初年)
近世の安中城は九十九川と碓氷川に挟まれた河岸段丘上に位置し、元和元年(一六一五年)安中藩初代藩主となった井伊直勝によって築かれました。その後、第八代藩主内藤政森とその子政里の時代に大改修が行われ城らしい姿となりました。天守閣は無く主要部(本丸・二の丸)は、約二〇〇メートル四方の規模で周囲に家臣団の屋敷が建てられ、城門は、東門、大手門、町口門、坂口門、中門、西門などがありました。
明治六年の廃城令によって、建物は取り壊されましたが、地割りは、よく残存しており往時を偲ぶことができます。安中市教育委員会