大村市観光コンベンション協会によって作成された大村公園のパンフレットです。
大村公園は、大村藩主の居城だった玖島城跡にあります。
玖島城概要
大村湾に突き出した半島の先端に築城された平山城で、本丸、二の丸、三の丸から構成されています。本丸は比高15m程度、面積9,458m²(2,861坪)のほぼ四角形(東西約55間、南北約45間)で、石垣で囲まれており、西に虎口門、南に台所門、北に搦手門の3つの虎口を持っていますが、天守は建造されませんでした。二の丸は29,921m²(9,051坪)で石垣は無く中央に大規模な空堀があります。三の丸は半島先端の79,091m²(23,921坪)の広大な平地でお船蔵や船関連の役所が置かれていました。また堀は全て海を利用したものであり海城の特徴を備えています。
以前のパンフレット
こちらは以前のパンフレットです。
大村公園
大村公園は「日本さくら名所百選」の地に選定されており、約2000本の桜が咲き乱れます。また長堀・南堀跡には30万本の花菖蒲が鮮やかに公園を彩ります。玖島城(大村城)跡
1599年初代藩主大村喜前の築城以来、幕末まで12代、270年あまり、大村市の居城でした。大村藩お船蔵跡(県指定文化財)
主に藩主専用船を格納した船蔵で原形のまま保存されているものは極めて少なく、貴重な遺構です。