古河城の乾門は近隣にある福法寺に移築されています。
古河市指定文化財・建造物旧古河城乾門(きゅうこがじょういぬいもん)
昭和四十三年四月一日指定
この門は江戸時代の旧古河城内の二の丸御殿の入り口にあって、乾門と呼ばれた門である。これを明治六年(一八七三)の古河城取り崩しの際、福法寺の檀家が払い下げを受けて同寺に寄進・移築した。
古河市中央町三丁目九番八号
この門の構造は平唐門(ひらからもん)と呼ばれる型式で、両側に袖塀(そでべい)がつき、向かって右側に潜戸(くぐりど)がある。かつての古河城の姿を現在に伝える数少ない遺構として貴重である。
平成二十年一月 古河教育委員会