れきしクンこと長谷川ヨシテルさんの一連のシリーズの第6弾で、現在のところ最新刊となる、トンチキ鎌倉武士となります。大河ドラマの鎌倉殿の13人に合わせて出版されたものと思いますし、視聴の予習復習にはドンピシャの一冊になっています。
頼朝ファミリーの皆さんから、もちろん鎌倉殿の13人の面々、更には平家ファミリーの方々まで、詳細に調べ上げてくれており、相変わらずユーモアも忘れずに、分かりやすい内容になっております。日本史あるあるで、ほぼ同じような名字ばかりが次々に登場してきますが、うまく整理しながら説明してくれているので助かります。また、その後それぞれの末裔が、戦国時代の武将へと繋がっていく説明は圧巻で、歴史の持つ面白さ凄さを感じさせてくれます。まさにこれが歴史の醍醐味ですね。
ここまで面白い素晴らしいシリーズなので第7弾も当然期待してしまいます。ここまで毎回、否定的なカタカナ4文字で違う色の表紙が採用されておりますが、候補としては大河ドラマ繋がりで、ドウスル家康家臣団もありそうですが、自分的には、オテンバ姫君列伝、イカサマ文化人列伝あたりを出してほしいです。実は自分は文化史が一番好きで詳しかったりするんですよね。
でも何よりやっぱりお城で3冊目となるユニーク城探索を、ぜひ読んでみたいです。次作の表紙の色は紫色を予想しておきます。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」もクライマックスに近づいてきている中、復習のつもりで手に取りました。長谷川ヨシテルさんの著書は今回で3冊目となります。一般的な歴史書とは違い、楽しみながら登場人物をよりよく知る事が出来ます。また、登場人物の末裔のお話は非常に面白く、鎌倉幕府の文士として有名な大江広元の末裔が毛利氏であることを知り、へーボタンを押しちゃいました。その時代に滅ぼされた一族の末裔がその後の室町、戦国時代で活躍されていることを知り、少しホッとしました。大河ドラマの影響を受けすぎかもしれませんが・・・
タイトルの軽さと裏腹に、とても真面目に調べて書かれている本です。所々に現れる長谷川氏の超訳が笑えて、しかもナルホドと思えるのがいいですね。それぞれのパラメーターにもクスッと笑えます。第三章「鎌倉殿の13人と政子さん」は、大河ドラマとキャラも被っていて(三谷さんもよく史料を読み込んでいるのでしょうね)、一気に読めます。和田義盛さんなんて、そのものです(笑)。大河ドラマを観ながら読んでも、読んでから大河ドラマを観ても楽しめますよ。
タイトル | トンチキ鎌倉武士 |
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著者 | 長谷川 ヨシテル |
出版社 | 柏書房 |
発売日 | 2022-08-29 |
ISBN |
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価格 | 1650円 |
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