読みました。2日で。あっという間でした。
歴代将軍を並べて読んでみると、いつの時代も権力闘争なんだなぁと思いました。そういった意味では鎌倉時代や室町時代に比べて江戸時代はまだ安定していたんですね。
室町は勘合貿易をやめてしまったあたりから、江戸は米価が下がりはじめたあたりから、将軍としての権力が弱まったように感じました。将軍家経済基盤が弱くなる→権力無くなる→倒幕に向かうみたいな感じ?
あと、鎌倉幕府vs朝廷で戦してたんですね。幕府が勝ったのなら何故朝廷を滅ぼさなかったのか、疑問も残りました。
どんな将軍だったかを知ることもできました。将軍という視点から日本史をおさらいする感じで楽しめました。
思ったこと並べたら長文になりました。すみません。次回はどんな切り口で来るか楽しみです。
源頼朝から徳川慶喜まで「幕府の長としての将軍」39名がずらりと並んでいる。ビッグネームも儚い存在も一人ひと項目ずつ(同一人物だが足利義材と義稙は二つの項目に分けて)公平に取り上げた「総覧」だ。
出色はコラムで、将軍になれそうでなれなかった面々の紹介が面白かった。その一人、尾張藩主・徳川宗春は地元では「名君として愛されていた」とか。いつか名古屋城攻城の暁には郵便ポストの上の宗春公も見てこようとグーグルマップに印をいれたところだ。
私は歴史に疎く見逃しが多いが、将軍を軸にして日本史の常識をこの「総覧」は補ってくれる。「日本坊主列伝」とともに貼りまくった付箋のところを読み返し、城下町探索に深みを持たせたい。
将軍と言っても知らない人や初めて知ったエピソードも多くて、読んでは戻り、戻っては想像力を膨らませるので、なかなか進みませんでした。史料から想像できる人の思いや行動をを榎本先生の視点で書いてくださっているので、それぞれの人物が生きて活動している様子が浮かび上がってきます。歴史の糸が繋がり、絡まって面になって広がっていくのがよくわかりました。
タイトル | 将軍の日本史 (MdN新書) |
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著者 | 榎本 秋 |
出版社 | エムディエヌコーポレーション |
発売日 | 2021-06-04 |
ISBN |
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価格 | 980円 |
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この本は日経新聞の土曜朝刊別刷に掲載中の「何でもランキング(1〜10位)」の旅に関する記事をまとめたもの(2019年8月発行)。《第1部、絶景を見に行く》のコーナーには「闇夜に浮かぶ城、冬こそ必見」、《第2部、そぞろ歩きを楽しむ》には「1日で散策満喫、ほどよいサイズの城下町」のページがあってそれぞれ10の城と城下町が紹介されています。松本城と弘前城は両方にランクイン、また「〜城下町」の方にはこうの団長のコメントや「調査の方法」のところには「お城ファンサイト「攻城団」などの推薦や…」というちょっと嬉しい表記も。
たまには攻城しないお出かけ先を探してみようと久しぶりに書棚から出したのですが、やっぱり「城、城下町」のページを真っ先にチェックしました。さて、同行者の満足ポイント(街歩きと地元の食やお酒)があって、ほどよく攻城できる次の行き先はどこになるかな。
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