榎本秋先生の著書「歴代征夷大将軍」を読み、征夷大将軍になれなかった人に興味を持ち、この本を手に取りました。この著書では征夷大将軍になり損ねた歴史上の人物として46名が紹介されています。その中に明智光秀は入っていませんが、同時期に生きた豊臣秀吉の方がその時の流れを的確につかんでおり、なり損ねたのではなく、なれなかった様に思えました。本書は平安末期から鎌倉時代、室町・戦国時代、江戸時代、及び幕末の4章で構成されており、自ら征夷大将軍にならなかった織田信長、豊臣秀吉を除き、徳川第15代征夷大将軍になりながら時既に遅しと感じられる幕末の徳川慶喜等なり損ねた歴史上の人物たちは何れも時代の流れに乗れなかった事が良く理解でき、現代社会でも良き教訓となるように感じられました。なお、この時代の人間関係は複雑ですが、清和源氏略系図、足利氏略系図、及び徳川氏略系図も記載されており、その当時の人間関係を知るのに大変役立ちました。
タイトル | 征夷大将軍になり損ねた男たち ートップの座を逃した人物に学ぶ教訓の日本史 |
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著者 | 二木謙一 |
出版社 | ウェッジ |
発売日 | 2019-12-17 |
ISBN |
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価格 | 1430円 |
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