面白いところに、目をつけたマニア心をくすぐる一冊ですね。
自分は、今を去ること数十年前の高校の修学旅行の際に新幹線から姫路城を眺めて、担任から城の説明を聞いた思い出があるので、姫路城はけっこう良く見えるよなーなどと実感しながら、読みました。
東京から博多まで、見えそうで見えない城も含めて25城が紹介されています。単純に新幹線から見える見えないという話だけではなく、きちんと城の歴史や見どころ、ゆかりの名物まで詳しく説明してあるのが、この本のポイントが高いところです。新幹線から眺めるのも良し、訪ねて攻城すれば、なお良しということでしょうね。
考えてみれば、新幹線が走っているのは江戸から駿府、尾張を通って京、大坂、博多まで、要は東海道、山陽道をベースにしている訳ですから、当然名城揃いにはなりますよね。今は車で攻城することが多いですが、新幹線沿線に住んでいるので、ここに出ている未攻城の城は新幹線もありですね。
そして、当然思うのは、今や新幹線は東北や上越、九州と全国を走り、長崎、北陸まで、続編もぜひ出してほしいと思います。リニアも楽しみだけど、早すぎとトンネルばかりで城も見えないのかな。
東京駅から博多駅めで新幹線に乗って最初に見えてくる江戸城、そして最後に見える小倉城、そしてその間の車窓から見える名城の歴史、及び見どころを紹介しています。
気になるのはどちら側の窓から見えるかですが、江戸城から彦根城までは小田原城を除いて右側に見え、明石城は左、姫路城は右、岡山城は左、福山城は右、広島城は左となっており、それ以降は小倉城まで左側となっているようです。意外だったのは名古屋城、今まで左側に有るものと思っていましたので、名古屋駅近辺では一生懸命左側を見ていました(そりゃ見えないわ)。その他、見えそうで見えないお城として駿府城、大坂城、三原城が紹介されており、確かに新幹線から見たことがないな、と納得しました。と、言うことで、仕事や遊びで新幹線を利用する機会の多い方にオススメの一冊です。
東海道・山陽新幹線の車窓から見える主な城について紹介されています。
東京駅から出発して、九州の小倉駅までを順番に巡ります。見えるポイントなども説明されており、新幹線に乗車している気分で楽しめました。
各駅ごとにグルメやお土産などの、ゆかりの名物も紹介されており旅の参考にもなりそうです。
ようやく日常の行動も自己管理を徹底し解禁傾向にありますね。今年はなかなか新幹線を利用できていませんが、東海道新幹線を利用する方におすすめの一冊です。A5サイズなので持ち運びにも便利で、ちょっとした名物なども記載されていて参考になります。新幹線から見える景色も楽しみになること間違いなしです!
タイトル | 新幹線から見える日本の名城 |
---|---|
著者 | 加唐亜紀 |
出版社 | ウェッジ |
発売日 | 2015-09-18 |
ISBN |
|
価格 | 1540円 |
まだ登録されていません。
ほかの書籍を検索することができます。
攻城団で必要としている資料(書籍・雑誌)やカメラ等の機材をAmazonのウィッシュリストで公開しています。いずれも直近では必要としないもののいずれは攻城団の運営に必要なものばかりですので、プレゼントしていただければ大変ありがたいです。
また現状、匿名でのご支援が可能なのはこの方法のみとなっています(匿名で送るにはクレジットカードで決済せず、ギフト券で支払う必要があるようです)。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する