江戸末期の絵師、安藤広重の「東
都名所」「京都名所之内」「浪花名所国会」「近江八景之内」の4つの画集から、いくつかが抜粋されて掲載。描かれた場所の解説と、界隈の現在の地図が載っているんで、今昔の違いがわかって面白いです。この手の見比べ本が好きなので、シリーズ集めようかなと思いはじめています。(東海道五十三次の絵にはお城が描かれている宿場もありましたよね。)
タイトル | 広重の三都めぐり―京絵図大全・大坂細見図・御江戸大絵図で歩く 京・大坂・江戸・近江 (古地図ライブラリー) |
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著者 | 菅井 靖雄 |
出版社 | 人文社 |
発売日 | 2006-11-01 |
ISBN |
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価格 | 2420円 |
ページ数 | 127ページ |
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江戸時代の大名について詳しく知りたいと思っていた時に目に止まり、読んでみることにしました。江戸時代大小併せて260~300藩有ったと言われていますが、本書では大名の格差をテーマとして石高、将軍との関係、江戸城、江戸藩邸、参勤交代の5つに分けてエピソードを交えて書かれています。石高の大小による格差をはじめとして、将軍家から嫁をもらったり、養子をもらったした大名の家格が上げられたり、その家格によって江戸城内での将軍との拝謁の仕方や服装が違ったり、江戸藩邸では門構えや屋敷の広さに差が見られたり、最後に参勤交代の道中でかち合いそうになった場合とか宿場が同じになりそうになった場合にその大名の格差が顕著に表れる事を細かいところまで知ることが出来ました。その当時の大名たちは自分の家格を十分に認識した上で行動し、少しでもその家格を上げることを日々考えていることがよく理解できる一冊でした。
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