宇喜多直家という武将は、歴史小説の主人公として書くには非常に難しい人物。
謀略と殺戮にあけくれた悪人のイメージが際立っていて、読者としても感情移入しにくい存在であろう。
それを非常に巧妙な筆力と構成で、読むものを共感へと導いていく。これはなかなか常人にはできるものではない。
非常に優れた作品です。(リアルにおもしろい)注目の若手作家の登場に拍手。
タイトル | 宇喜多の捨て嫁 |
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著者 | 木下 昌輝 |
出版社 | 文藝春秋 |
発売日 | 2014-10-27 |
ISBN |
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価格 | 1836円 |
ページ数 | 349ページ |
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