少しこんもりとした森と思いきや、城趾に入るとなかなかの土塁と堀が見られます。写真に写っている城趾橋か、撮影場所の好文橋を渡ると城趾に行けます。

鹿島神社参道を進むと、順路の表示が各所にあるので、道は険しいですが攻めやすいです。神社も本城の郭にあります。

第一郭の虎口跡です。第一郭は、土塁や堀の部分には入れないので、間近に見られる貴重な場所です。

江戸時代、堀氏の時代に侍屋敷と記載されている西城方面は、登っても登っても上があり、本丸にたどり着かない感覚があったのではないでしょうか。

周囲も含め、開発により平らにされていますが、城址公園東側には高低差があります。元々、市内を流れる田川の河岸段丘上に城が作られたのでしょう。

いつ見ても、巨大な堀に圧倒されます。高低差は、一体何メートルあるのでしょうか。

郭の端に土塁、そして堀、外側に土塁。コンパクトですが、しっかりと高低差があります。周囲にも、土塁らしき小高い所や人為的に平らにされたのかと思われる所があります。

城跡は、鉄道や高速道路で分断されてはいますが、土塁や堀がよく残っています。時間があれば、高速道路の西にある富士仙元方面まで、足を伸ばすのもよいでしょう。

二週続けて、武茂城へ行きました。今回は、ちょっと立ち寄る程度でしたが、改めて堀の深さを感じることができました。