桝田道也さんは1件のレビューを投稿しています。
検索ページ測量系ガチ勢による労作。大労作。
私がはじめて八王子城を訪問したときは真夏でもあったため、体力的に本丸まで登って下山するまでが精一杯でした。
再訪に向けて購入しましたが、おっそろしいほどの広さと大量の遺構に、逆に
「これ全部回るの無理……」
と心がくじけそうに。いや、ワクワクもするんですけどね。
解説では八王子市その他への不満の吐露が目立ちます。いや、八王子城に関することならともかく、政権批判や著者の考える少子化対策など、八王子城に関係ないことまで話が広がってるのはちょっと……ブログでやれ、と思わないでもありません(が、筆者によればネットは情報収集には良いが発表には適さないということなので……)。
とはいえ、唯一無二の大労作であり、この価値ある仕事の前には著者の筆誅が止まらなくなってることなど、些細な問題でしょう。
自然谷と竪堀の見分け方についての情報は役立つ者でした。著者の経験則ではありますが、尾根から30mまでに自然谷はほとんど形成されない、と。
そして、(そうはいっても)地震などもあるので、尾根から30mまでに絶対に自然谷が形成されないわけではなく、目視で判別できないケースはどうしても存在する、と。
これほどの測量達人が言うのだから、スキルのない自分が目視で判断できないのはしかたがない……と、すこし心がラクになりました。
書籍の形ではなく、A1サイズの大きな地図が4枚という形態。全体を把握するのはよいです。マップルのような書籍形態でもよかったのではないか?と思うのですが、そのへんは当然に比較検討した上で、大きな地図の方が良いという判断なのでしょう。
書籍を検索してレビューしましょう。
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攻城団テレビ「戦国時代のはじまりと終わりはいつか?」の中で団長が紹介されていたので読んでみることにしました。本書では1467年室町幕府に「応仁の乱」という形で押し寄せた前後を戦国時代の始まりとして、江戸幕府を開いた徳川家康が世を去る1616年までの約150年間に付いて、守護大名、守護代、国人などが戦国大名となっていく課程、織田信長の名が世に出てからは、三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)のエピソードが解りやすく書かれています。また北条氏がらみで関東近辺の地侍についての記載があり、東京在住の私としては地域の歴史を知る上での参考になりました。と言うことで、戦国時代を知りたい方の入門編としてお勧めの一冊だと思います。
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