弘前城は現存12天守のひとつであり、12天守の中では最北に位置する天守です。
その弘前城の本丸石垣の修理が計画されており、その際に天守の曳屋工事が行われます。
曳屋とは、建物を解体せずに移動させる工事のことです。つまり天守をそのまま平行移動して、天守台がむきだしになった状態にして、その後、天守台の発掘調査をしてから石垣の解体修理工事を行う手順になっています。
弘前市のサイトに想像図(計画図、ですかね)がアップされていましたが、天守を約70m、本丸の内側へ移動するそうです。
移動には数か月かかる予定で、移動後はコンクリート上に固定して内部は公開されるそうです。
工事は2015年(平成27年)のさくらまつり後に開始されます。
さくらまつりは4月23日から5月8日に開催されます。
夏に天守を曳家で移動させてから、2016年(平成28年)から本格工事に着工する予定です。
前回は1896年(明治29年)から1916年(大正5年)にかけて、天守台下の石垣の修理工事が行われました。
100年ぶりとなる今回の石垣解体修理工事は完了までに約10年かかると見込まれています。
せっかくの機会ですし、なかなか見られない光景でもありますので、天守が曳屋されている時期に見にいけるといいですね。
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