攻城団からのお知らせ

城がたり〈ちょっとわかる忍者の実態〉を開催しました

先週土曜日に「攻城団歴史講座・城がたり〈ちょっとわかる忍者の実態〉」を開催しました。
今回はtoproadさんの仕切りで、ぼくを含めて総勢9人が参加してくれました。toproadさんも、参加してくれたみなさんもありがとうございます。

タイトルの通り、今回は忍者がテーマです。
そして先生を招いて講演していただくのではなく、参加者それぞれがテーマである忍者に関する本を読んで来て、その内容(新たに知ったこととか、興味を持ったり疑問に感じたりしたこと)を共有しあうという回でした。
告知記事に書いたとおり、今回は聞くだけの参加もOKとしたので最終的に6人が発表、ぼくを含む3人が聞くだけの参加になりました。

参加者がそれぞれ読んで紹介してくれた本は以下のとおりです。

忍者の本がこれだけ出版されていることも驚きですが、それだけ忍者研究の分野が活況だということでしょうね。
なお今回の発表資料はDropboxに置いてありますので、ぜひ閲覧してください。

「ちょっとわかる忍者の実態」発表資料

開催してみての感想

まず率直に楽しかったです。
多くの人が本の内容紹介にとどまらず、自分がどう感じたかまで話してくれたので、いろんな視点を共有できて良かったです。
また発表後のディスカッションも盛り上がったので良かったです。とくに今回は(ぼくを含む)発表しなかった3人が積極的に発言していたので、そういうところも「発表者だけでなく、全員でつくっている」感じがしていいなと思いました。
ぼくは「城がたり」のキモは参加者全員によるディスカッションにあると考えているので、それがまちがってないと確信が持てました。

また発表者から「忍者の歴史に興味があったけど、本を読むと忍者そのもの(彼らの生態や行動、価値観など)に興味が湧いた」といった感じのコメントが多数聞かれたのも印象的でした。

ぼく個人の感想もそのあたりで、本の内容を聞いていると忍者(忍者という言葉は昭和にできた呼び方で当時は忍びとか草と呼ばれてたそうですが)は薬学や化学などの知識があり、身体能力に優れ、識字率も高く、コミュニケーション能力にも長けている、すばらしく優秀・有能な人材であるにもかかわらず、待遇はけっして良くなく、身分もたいして高くないというこのギャップが気になりました。
その答えは得られなかったのですが、そういう疑問をみんなと共有できたことは良かったと思いますし、ひとりで本を読んでわかった気になるのではなく、いろんな視点で意見をもらうことでこの先の学習効率も上がりそうだと感じました。

勉強会でも話したのですが、こうやって自分たちなりに本を読んだりして勉強しつつ、疑問点をたくさん洗い出して、それを三重大学の山田先生のような専門家にぶつけて教わることができればさらにこの「城がたり」も良くなりそうですね。
ぼくは「ただ聞くだけ」があまり好きじゃなくて、やっぱり礼儀としても専門家の話を聞くときは最低限の予習をしておくべきだと思うので、この読書会スタイルはいい予習の機会になりそうです。

もちろん課題もあります。
「ひとり5分程度」のはずが発表者によってはかなり長時間話していたので、きちんと時間を区切って(タイマーなども使いつつ)時間管理をしっかりする必要があると感じました。
あと今回は18時スタートで21時終了と3時間の城がたりでしたが、未成年が参加する場合は日中の開催も検討したほうがいいかもしれません(これは告知後にしかわからないので難しいのですが)。
ただ次回への改善点としてはこのくらいで、シンプルな構成だったこともありますが、初回から完成度は高かったと思います。

次回は6/27に開催します

次回はぼくの仕切りで6月27日(木)の夜に開催します。
近日中に告知しますが、今月のオンライン評定で話したとおり、プレゼントークバトルという新しいスタイルで開催するつもりです。
たくさんの参加をお待ちしています。

6/27のイベントは中止になりました

また同じテーマで2回、3回とやっていくのもいいと思うので、忍者をテーマにした2回目の開催を希望される方は「開催お知らせメール」に登録しておいてください。
幹事は固定じゃないので、2回目の幹事の立候補もお待ちしています。
(言うまでもなく誰かが開催してくれるのを待つより、自分で開催したほうが確実です!)

開催お知らせメール

もし城がたり「ちょっとわかる忍者の実態」【オンライン】が次回開催されたら参加したいという方はご登録ください。
別日程での開催が決まった際にメールでご案内いたします。

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