お盆休みとなる8月11日(木・祝)に3年ぶり4回目となる団員総会を開催しました。
団員総会の開催地は初回の京都(これは第1回二条城ガイドツアーと併催)のあと、名古屋城、丸岡城と全国各地のお城やその隣接施設を借りておこなってきたのですが、今回はコロナ禍で中止になる可能性もあったため初回同様、ぼくの地元である京都での開催となりました。
案の定、7月後半からの感染者の急増にともない難しい判断を迫られることとなりましたが、予定していた食事会は中止として、団員総会のみ全員マスク着用を条件に開催することにしました。
当日まで体調不良や濃厚接触者になった方のキャンセルを受け付けたため、準備がいつも以上に大変でしたが、無事に開催できてほっとしています。
参加者の表情を見るかぎり、今回もとても満足度の高い団員総会になったと思います。以下にレポートを書きましたので、参加された方は楽しい記憶を思い出してくださいね。そして参加できなかった方もこれを読んで「来年は参加したい!」と思ってもらえるとうれしいです。
今回の会場は京都市内にある紬問屋さんの広い和室をお借りしました。
会場として70畳、さらに受付・荷物置きとして別途20畳という過去最大のスペースをお借りしています。参加者はキャンセルがあったものの、過去最多となる38名での開催となりました。
下見に行った際はかなり余裕があると思っていたのですが、38名でもけっこう密度が高かったので今後はさらに広い会場を借りるか、人数を絞らないといけないかもしれません。
また会場は常時換気をしていましたが、そのために冷房の効きが悪かったという声もあり、キャンセル対応含め、コロナ禍におけるイベント開催のリスクや難しさを実感することにもなりました。
また上の写真にも写っていますが、会場で借りられる備品の中に金屏風があったのでお借りすることに。
結婚式以外で金屏風の前で写真を撮る機会もそうそうないので、あとでひとりずつカメラマンに写真を撮ってもらう時間を用意しました。
今回も撮影は山口さんにお願いしていますが、こういう感じでプロのカメラマンに撮影してもらった写真を参加者には配って自由に使えるようにしています。
団員総会やガイドツアーなど、攻城団で開催されるイベントでは原則としてカメラマンに同行してもらっていて、自分が撮った写真だけじゃなく「自分が写った写真」も記録として残るようにしています。
まあ今回のポートレート撮影は特別サービスですけどね。
ある意味では団員総会のメインとも言えるのがひとりずつの自己紹介タイムです。
ただ人数も増えてきたので、前回から事前に文章での自己紹介コメントを書いてもらうようにしていて、当日はひとり2〜3分でおさまるようにお願いしています。
大声を出さなくてもいいように今回は金屏風の前にマイクを置いて、後方に設置したスピーカーにワイアレスで飛ばしています。
このへんの機材は攻城団テレビのために買い揃えていたので、それをうまく使いました。
それこそスマホで事前にセルフ撮影で自己紹介ムービーを撮ってもらって、あらかじめ各自で見ておくといった時間短縮のアイデアも浮かんだのですが、やはり当日、その場で直接話を聞くことにも価値があると思うんですよね。
このまま50人、100人に参加者が増えたときにどうするかはさておき、この自己紹介が発声練習にもなるでしょうから、大事にしたいと考えています。
自己紹介はマスク着用のままマイクで話してもらっていたので、終了後に個人ごとの撮影タイム(前述の通りマスクをはずしてのポートレート撮影)を設けました。
コロナ禍の中、開催当日まで感染対策に気をつけて参加してくださった方のために、過去にサンプルとしてつくったものや、すでに販売終了となったものなど、ぼくの家に眠っている攻城団グッズを放出して、これらのプレゼントを争奪するためのテストをおこないました。
ちなみにこんな問題でした。
名古屋で開催した第2回ではじゃんけん大会で当日見本として持っていった缶バッジなどをプレゼントしたのですが、じゃんけん大会にすると声も大きくなりがちなので今回は筆記テストにしています。
ただし攻城団の入団時期やお城の知識量に関係なくフェアに挑めるような問題構成にしました(というか10点以下が大半になるくらいの難問ですが)。
結果は狸親父さんが26点でトップ、10点以上が数名、0点の方も10人くらいでしたね。
正解を発表しながら攻城団の歴史を少しだけ話したのですが、個人的には感染対策と全員プレゼントをうまく両立できた企画だったんじゃないかと思っています。
あとは約2時間、自由に歓談をしていただきました。
テストの時間まではぼくが前で司会進行をするので、全員の表情を見ながら話せますし、みんなの満足度などもある程度しっかり把握できているのですが、歓談タイムに入るとぼくがすべての状況を把握できないので、いつもカメラマンの山口さんから写真が届いたときには期待と不安でいっぱいです。
ありがたいことに今回もみんなの笑顔の写真ばかりで、開催してほんとうによかったなと、とても報われた気持ちになりました。
攻城団はトラブル防止のために利用者同士のサイト上での交流をほぼ禁止しています(例外はルームのみ)。
だからこそ団員総会やガイドツアーなどのリアルなイベントを開催することで、みんなと安全に会話ができる機会を積極的につくってきました。
コロナにより2年以上、リアルなイベントが開催できない中、ギリギリまで悩んでの開催ではありましたが、今後も状況を見ながら開催を検討していきましょう。
こんな感じの和やかな雰囲気の集まりなので、興味はあるけど申し込むのはちょっと怖いなと思っていた方もぜひ次回は勇気を出してご参加いただけるとうれしいです。
当日も少し話に出ましたが、毎月開催しているオンライン評定も近い雰囲気なので、一度のぞいてみてください。
知らない人とオンラインミーティングをするのはリアルで会う以上に不安かもしれませんが(その気持ちはよくわかります)、リピート参加者が多いのも攻城団のイベントの特徴ですので、最初の一歩を踏み出せば次回以降は「ひさしぶり」と挨拶できる仲間が増えていきます。
事実、今回の参加者は2014年に入団した方から、今年入団した方まで、すべての年の入団者がいました。
これは名札を作っていて気づいたことで、ぼくもびっくりしたくらいです。ずっと使い続けてくださる人がいて、毎年のように新しい参加者もいる、そしてその方々がひとつの場所に集まって交流する、というのは攻城団のいいところだと思っています。
今回の参加者にはいくつかお土産を用意しました。
まず会場の近くに龍臥城があるので、龍臥城の御城印を作りました。さらに京都を代表する銘菓「千寿せんべい」に攻城団のロゴをプリントしてもらったものと、城葱さんの城もなか記事で以前紹介した「周山城最中」を亀屋廣清さんに作っていただきました。
そして攻城団のロゴ入りバッグ(麻・綿)をひとつプレゼントしています。
このバッグはまだ少しだけ余っているので近いうちにオンラインショップで販売します。
ひさしぶりのリアルイベントの開催ということに加えて、コロナ禍における特殊な事情もあり、今回は準備が本当に大変でした。あまりないことなのですが、開催2日前には体力の限界を感じるほどでした。
ただ前日はゆっくり休めたこともあり、当日はぼく自身も楽しませていただきましたし、みんなの楽しそうな顔を見ているとすぐにでも次回開催のために動き出したいとすら思ったほどです。
この感染症に振り回される日々がいつまで続くのかわかりませんが、いずれ収束した際にはまた全国各地で団員総会を開催できるようにしたいと考えています。
来年はさらに状況が好転していることを願うとともに、これをお読みのみなさんもぜひ参加してくださいね!
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
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