先月から募集を開始した読者投稿欄ですが、ようやく第1回目を締め切ったので気になった回答を紹介したいと思います。
最初のお題は「あなたが城好きになったきっかけを教えてください」でした。
今回は56人の団員のみなさんが答えてくださってましたが、みなさんの回答を読んでいると、ひとり一人の人柄が垣間見えてとてもいいですね。
家族の影響、とくにお父さんやおじいちゃんの影響を受けた方が多いようでしたが、攻城団にはお母さんの団員もけっこういらっしゃって、お子さんといっしょに城めぐりされてますので、いずれは「お母さんの影響で」と答える団員が増えてきそうですね。
ぼくと同じでゲームやマンガ、大河ドラマの影響で城好きになったという方も多かったです。やっぱり入口としては王道ですよね。
攻城団ではまさにそういう方が城の歴史や、城主のエピソード、城と城とのつながりなどを知って、どんどん興味を持っていただけるようにつくっています。天下布武さんのコメントの中に「曲輪の読み方もわからなかった」というのがありましたが、ほんとそうですよね。ぼくもそうでしたし、みんな最初はそうだったはずです。だけどいつの間にか専門用語を使いまくって、初心者をバカにするような態度を取る人も少なくありません。
趣味の世界を守るには、初心者にやさしくなることです。お城めぐりの仲間が多いほうが情報も集まるし、写真だっていろんなのが見れるんですからぜったいいいですよね。
攻城団は初心者の方々を常に受け入れますし、その方たちが脱初心者となって新たに入団した初心者の団員に対してやさしく振る舞える場であってほしいと思っています。
(余談ですが用語集は今後ちゃんと整備したいことのひとつです)
また、攻城団がきっかけとなって、お城めぐりに出かけるようになったり、天守のないお城にも興味をもつようになったりしたと書いてくださってる方もいらっしゃいました。
ほかの団員のコメントや写真が次のお城めぐりの背中を押しているのはほんとにうれしいことですし、ぼく自身もみなさんの攻城記録や写真を見てはいつか訪問しようと「お気に入り」に追加しているので、どんどん増えちゃっています。
最後に今回、ぼくが気になった回答をいくつか紹介しますね。
匿名希望さんのエピソードはなんとも素敵ですね。家族で楽しんでらっしゃることもうらやましいですし(けっこう孤独な趣味になってる方も多いですよね)、身近な方が備中松山城に瓦を運んだ方だったなんで、お城好きだから通じ合えた話ですよね。
こういうお城にまつわる身近なエピソードはまた別途みなさんに聞いてみたいと思いました。きっといろいろありそうですしね。
20年くらいまえ夏に息子と一緒にヘロヘロになって竹田城に登りました。登り切り開けたときの景色におおお~と思ったものです。が、ストンとはまったのは備中松山城登山ですね。下の駐車場から汗をかいて登りきりお城がみえたときの感動は忘れられません。
先日勤務先の施設に入ってるおばーちゃんが白黒の写真を見せてくれてびっくりしました。なんと備中松山城に瓦を運んだ女子学生の一人だったのです。思わず手をにぎってありがとうと言いましたよσ(≧ω≦*)
私が連れまわすのでイヤイヤ仕方なしについてきてた主人が「城めぐりはオレのライフワーク」と言い出しましたヽ(^。^)ノきっかけは大河ドラマに出てくるお城跡を巡ったこと。国宝制覇とお気に入りのお城ができた事→松本城です。 彼は聖地めぐりという言葉を知ったのです。
足腰が元気なうちに1城でも多くめぐりたいです(๑•ㅂ•)و✧
ぽりへりさんのきっかけは社会科の資料集にあった姫路城の写真だそうです。小学生の頃のことだそうで、その後、姫路城のフォトコンテストで2年連続で大賞を受賞するなんて当時のぽりへり少年は夢にも思わなかったでしょうね。
小学生だった頃に、社会科 資料集の目次ページに「姫路城」の写真があり、一目惚れしたからです。その頃、世界文化遺産に登録されたことを紹介するものでした。
それは、白亜の連立式天守に、「西の丸」の松と「備前丸」の榎も入れ込んで奥行きを表現した、夏季の午後の写真。
この盛大な城ブームが起きる前のことで 、`90年代前半です。高精細な城写真が載っている本を他に知らなかったので、「美しい!」と感銘を受けたのでした。授業のテーマが世界情勢の時でさえも、手元では姫路城の写真ページにめくり替えてチラチラと見ていました。(笑)図工の時間には城の版画を作ったり、帰宅すればプラモデルを作ったりと、遠い城へはめったに行けなかったからこそ、憧れが強かったのかもしれません。初めて姫路城を訪れたのは、中学2年になってからでした。
かつてスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式のスピーチで語った言葉に「connecting the dots(点と点をつなげる)」というのがあります。人生の中でぼくらはいろんな経験をしていますが、それがいまの自分の趣味や生き方そのものに影響を与えることは多いですし、また意識的に経験を活かしていくためにも大事な心構えだと思います。
攻城団との出会いもまたみなさんにとっての、そしてぼくらにとっての「点」として意味のあるものにして、お城めぐりをライフワークと呼べる趣味にしていただければこれ以上なくうれしいです。
回答してくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
今回は回答できなかったみなさんも読者投稿欄は常に新しいお題でみなさんのコメントを募集していますので、ぜひ気になるお題があれば回答してくださいね。
以下のページで全員の回答を読むことができます。「あっぱれ!」も押せるようにしましたので、いいなと思ったらどんどん「あっぱれ!」してくださいね。
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
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