磯部城に設置されている案内板の内容を紹介します。
史跡 磯部城址
歴史
この磯部城は、正治三年(1201年)4月の頃に、佐々木盛綱入道西倉の旧跡と伝えられているが、城址を見れば、鎌倉初頭のものでないことは明らかで、おそらく武田信玄が永禄五年(1562年)頃築いたもので、東500メートルにある文殊寺の砦はのろし台跡であろう。
構造
磯部城址は標高250メートルの山城で完全な遺構を残している。
頂上には本丸・二の丸が西東に並び三の丸はその南面にある。
本丸と二の丸は堀切りで区別され、土橋で連絡されている。
その堀切りの余土は西側に盛られて高さ2メートルの高土居になっているので、西の郭が本丸と考えられる。