木村城跡に設置されている案内板の内容を紹介します。
県史跡木村城跡
昭和48年3月28日指定
正嘉(しょうか)2年(1258)都宇(つう)竹原荘の地頭職(じとうしき)として、竹原小早川家(こばやかわけ)の初代である政景(まさかげ)(沼田(ぬた)小早川茂平(しげひら)の子)がこの城を構(かま)えた。
天文(てんぶん)19年(1550)毛利氏から養子として迎えられていた14代隆景(たかかげ)が沼田小早川家を相続して本郷(ほんごう)の高山(たかやま)城に移るまでの約300年間、竹原小早川家の本拠(ほんきょ)であった山城である。
城跡は、本丸を中心に数多くの「曲輪」が配置され、井戸跡や土塁跡、堀切などの遺構をとどめている。竹原市・竹原市教育委員会