有漢常山城
有漢常山城

[岡山県][備中] 岡山県高梁市有漢町有漢


  • 平均評価:★★★☆☆ 3.00(--位)
  • 見学時間:25分(--位)
  • 攻城人数:132(800位)

有漢常山城の案内板

有漢常山城跡に立てられた案内板の内容を紹介します。

高梁市指定史跡
常山城跡(つねやまじょうあと)
常山城跡は、有漢町の茶堂(ちゃどう)地区と土居(どい)地区の境にあり、標高265mの山頂部にある山城です。
有漢川を隔てた正面には鎌倉時代の地頭秋庭(あきば)氏の居館・正尺屋敷(しょうしゃくやしき)があることから、本貫地を守衛する番手城とみられています。戦国時代には三村方の新山家住(にいやまいえずみ)が居城し、その後、肥田五兵衛(ひだごへえ)が居城したといわれています。
 頂上部の平坦面は三段になっており、最上部が主郭(しゅかく)で、約2m下って二の壇(だん)、更に1m下って三の壇(だん)が造られています。主郭は東西16m、南北13mの長方形で、一部に土塁が残っています。二の壇は東西約23m、南北約30m、三の壇は幅の狭い所で6m、広い所で15mであり、二の壇・三の壇ともに、北西・北東・南東に張り出した形となっています。三の壇の南東には、二重の堀切(ほりきり)をみることができます。このほか北側の緩斜面に3つの壇が、東側の斜面に5つ以上の壇が確認されています。また南西側や北東側は急峻(きゅうしゅん)な地形になっていますが、連続した竪堀(たてぼり)が設けられており、守りを重視した構造になっていることがわかります。昭和50年5月1日指定 高梁市教育委員会

もうひとつあります。

有漢常山城址(うかんつねやまじょうし)
位置 上房郡有漢町大字有漢土居

 有漢常山城は、秋庭氏居館の南、有漢川を隔てた山頂(標高二六五メートル)にあった山城である。周囲の比高からすれば小山と表現した方が適切な山塊頂部には二段の帯郭を付設した単郭の構えがみられる。主郭は長方形で、南辺には幅狭く一直線に走る一文字土居を残している。西辺にも微高の土塁基部があるが、郭の四周を土塁が取り囲んでいたかどうか、現状からでは明らかではない。当城の北面と西面は峻険な地形で、南の後背部も急傾斜で下降し狭い鞍部へとつながっている。
鞍部の西側には深い谷筋が入り込み、鞍部は幅約五メートルの二重堀で切断され、後背部もなかなか堅固な構えをとっている。この城には天正年間(一五七三~九二)に新山玄蕃允家住が在城していたと松山城の『籠城記』に記されている。

   

この記事をいろんなキーワードで分類してみましょう。

この記事のURLとタイトルをコピーする
これからあなたが訪問するお城をライフワークとして記録していきませんか?(過去に訪問したお城も記録できます)新規登録(登録は無料です)

有漢常山城の城メモ一覧

あなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。

新規登録(登録は無料です)

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

猛将妄想録 1 (電撃ジャパンコミックス)

いまでも定期的に読み返す一冊。たまたま見かけたこの本のおかげで攻城団にマンガという武器が加わったと思うと感慨深いです。攻城団で発表した作品を収録した続刊も出版したいと思ってます。

こうの)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る