新旭森林スポーツ公園奥の防獣柵を開閉し、城山へ入ります。
4月はじめですが、公園管理事務所ではクマへの注意を促されました。
新旭森林スポーツ公園奥の防獣柵を開閉し、城山へ入ります。 4月はじめですが、公園管理事務所ではクマへの注意を促されました。
アリノコシという小川の流れる谷を挟んで東屋敷が広がっています。 東屋敷も土塁、堀、井戸跡が見られます。
城山の山腹は屋敷地が広がっています。 西屋敷の北側は僧房跡のように大手の両サイドに段々と屋敷地が広がります。
山腹は川を挟んで東屋敷と西屋敷に分かれています。 西屋敷群は僧房跡のように大手の両サイドに段々の屋敷跡が城に向かって続いています。 コンクリートの散策路はこの西側に並行して続いていますが、この大手道も城まで至っており、道は全く悪くないです。
三方向の尾根に曲輪が段々で展開する、放射状連郭式の山城です。南東尾根は狭くて小さい曲輪が連なっていて、堀切の防御があります。
曲輪下のコンクリート舗装の道でなく、大手道から曲輪上を通れる道も整備されています。段々になっています。
もっとカッコ良いので、実物を見てみてください。 主郭は切岸が素晴らしく、切岸が若干緩いところに竪堀があります。
主郭からは琵琶湖対岸まで見渡せ、水陸両方の要衝であることがわかります。 4月はじめの登城でしたが、主郭にカラスが営巣していてヒナがおり、親鳥がとても攻撃的でした。
小さいけれど、桝形になっていると思います。
主郭は切岸も見所ですが、ちょっと緩やかなところはちゃんと竪堀があります。 この竪堀は登城道で分断されていますが、さらに下に落ちています。
主郭東へは細い尾根が伸びていて、その尾根部分はいくつも堀切で断ち切られています。
もともとから谷地形であったでしょうね。右の階段を登って北西尾根曲輪群へ行きます。
くの字の土塁が巡る小さい曲輪が連なる北曲輪群ですが、横堀がある箇所があります。それとも武者隠し的なものかな。
曲輪群寄りの堀切は大きいけど緩い堀切なので東西のサイドに畝状竪堀群があります。
東側は谷地形で結構急峻ですが、三本くらいの竪堀が落ちています。
北端の堀切。鋭いですが、階段がついています。この城趾は隅々まで案内板があり親切です。
浅い堀切かな?と思いきや、両サイドは勢いよく竪堀になっています。
堀切近くから曲輪群の下までウネウネを見ることができます。堀切近くは上下二段になっているようで、写真は下の方です。
大手道は一旦この曲輪を通過して、主郭の南虎口へ行くようになっています。番所的な役割なのでしょうね。
なかなか急な登城道で、最後少しクランクします。案内板もあります。
主郭からのアクセスと主郭の南から回る二つのルートがあります。尾根上を行く主郭からのアクセスは急です。
南側に土塁のあるニ郭、広々としています。 土塁の向こうに大堀切があり、ロープで昇降することができますが、ロープがくくりつけてある写真真ん中の木がかなり朽ちているので、ロープを信用せずに昇降しました。
近江最大級とのことですが、そうだと思います。このお城の見所の一つです。
右にロープが見えています。 三郭から攻めると、攻める気をなくすように聳えています。
南端も堀切で断ち切ってあります。
両サイドすぐ竪堀となって落ちていってます。 シダが茂っていて見にくいです。
西屋敷の真ん中を通る大手が広々としている割に、大門辺りはキュッと狭まっています。
城山中腹の屋敷はよく削平されていて、区画の土塁があり、井戸跡も多数見られます。 天台寺院の僧房跡を屋敷として利用したか、寺院と城郭の併存が推測されるとのことです。
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