団員のレビューが投稿されている関連書籍をご紹介します。
富山県と石川県の城館のうち、上杉・北陸織田軍・一向一揆の戦国末期に利用された所要な50城について書いてあるそうです。内訳としては越中26、能登9、加賀15となっています。
それぞれの城館について、立地、城主・城歴、城跡、まとめの項目に分けて書いてあります。
地形図や縄張図も掲載されてありますので、それぞれの城跡に行く際には必携の一冊だと思います。
つい先日(2022年12月21日)に発売されたばかりの吉川弘文館出版の「北陸の名城を歩く」シリーズの石川県編です。
今回は能登国、加賀国に分けて56基の城跡が紹介されていました。巻頭4ページほどは、カラーページで七尾城の石垣遺構や松根城跡航空レーザ測量による鳥瞰図(金沢市埋蔵文化センター提供)、鳥越城の外桝形門遺構が写真付きで紹介されており、特に松根城の資料はかなり貴重で結構グッと胸に来ましたね。それ以外にも飯田城(攻城団未登録城)や甲山城、舟岡山城の写真が掲載されていました。
金沢城ももちろん紹介されており、巻頭カラーの写真ページにはなかったですが、7ページにわたってかなり詳細に解説されていました。中でも現在は復元されてしまって絶対に見ることができない河北門の調査時の遺構写真が載ってて、これはかなり良いものが見ることができたなと感動しました。
このほか結構マイナーな城跡も紹介されていて、地元民の私すら知らなかった城跡も紹介されていてすごく勉強になりました。特に能登地方は七尾城以外は資料が乏しく、資料自体が結構入手困難な城跡が多いので能登のマイナーな城跡を知るには一番オススメしたい一冊です。これが一番出揃ってて分かりやすいと思います。
書店で北陸の城郭に関する参考書を探していたら、こちらの参考書を見つけて、読んだら結構詳しくて良い内容だったので購入しました。
富山、石川を中心に50基の城が紹介されており、全て写真付き、縄張り図付きで分かりやすいです。特に富山の城については282ページのうちの約150ページを使って25基の城を紹介しており、かなりボリュームがあります。
また、表紙をめくって1ページ~5ページあたりにはカラーで切山城、松倉城、増山城、七尾城の想像復元絵(描者:香川元太郎)が掲載されており、かなり貴重な資料だと思います。
さらに一部には攻城団未登録城があり、私も今まで知らなかった城跡も紹介されていて興味深かったです。可能であれば、こちらの参考書を元に調査して、未登録城の登録申請を城郭DB構築プロジェクトにしたいなと思います。
同じ書店で同時購入しましたが、吉川弘文館から出ている「北陸の名城を歩く 富山編」、「北陸の名城を歩く 石川編」とともにオススメしたい参考書です。
吉川弘文館の「名城を歩く」シリーズの北陸編第二弾です。
呉西地方、呉東地方に分けて富山県の59基の城が紹介されています。富山城、増山城、高岡城はもちろん、砺波市が公式配布している「とやま城郭カード」の収録城はほぼ全て紹介されています。全ての城に縄張り図が掲載されていて、「とやま城郭カード」集めにお城巡ってみようと思う方は、かなり有力な参考書になると思うのでオススメします。これ以外にも私も今まで知らなかった超マイナーなお城もいくつか紹介されていて、ほとんど攻城団未登録城だったので、あぁこれはぜひ今度城郭DB構築プロジェクトに入力申請したいなと思いました。
また、冒頭には「越中の城郭戦国史」というコラムがあり、ちょっと文章が多くて読むのに難儀しますが、越中の南北朝期~戦国時代にかけての歴史がかなり濃く分かりやすく書かれていたので、購入した人は最初に呼んで理解を深めることをオススメします。
富山県限定の城郭参考書としては一番参考になる本かなと個人的に思います。
書籍を検索してレビューしましょう。
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