つば九郎

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城巡り好き、ミステリ映画好き、冒険小説好き、スワローズ好きのつば九郎です。よろしくお願いします。

つば九郎さんのタイムライン

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つば九郎さん が 書籍マンガ 日本の歴史〈25〉織田信長の天下布武 (中公文庫) 」にレビューを投稿しました(2023-01-21)

 石ノ森章太郎さんによるマンガ日本の歴史、第25巻織田信長の天下布武編です。信長ひとりに焦点を当て、1巻を費やしていますが、やや駆け足気味にさすがになってしまっています。ちょっとだけここは残念です。
 相変わらず迫力ある構図と見事な絵面は当然ながら素晴らしいです。特に合戦シーンになると見惚れてしまうほどです。まぁ、あれだけ数々の戦闘を描き続けてこられた方ですからね。
 今回も、まさに戦国時代真っ只中ですので、お城がふんだんに登場してきます。秀吉による墨俣一夜城建設シーンや二条館の石垣に転用石を使うシーン(地蔵石の首に縄がかけられて引きづられ、最後は石垣の中で微笑んでる)など興味深い話も描かれています。当時の姿はこんな感じだったんだろうなと想像させてくれる、岐阜城、勝龍寺城、春日山城等が見られるのはマンガならではの利点でしょうね。そして当然、信長と言えばこの城、五重七層の天守を持つ安土城が見開き1ページで迫力を持って描かれております。まさにいよー、待ってましたという感じでした。
 さて、最後は本能寺の変になる訳ですが、元々の出版が1991年ということもあるのか、家康もてなし時の鯛が臭くて、投げつけられて光秀はその怒りからという展開になっており、最近の色々な説が取り沙汰される感じにはなっておりませんでした。敵は本能寺にありの決め台詞は、しっかりと出てきますのでご安心ください。次巻は秀吉編です。

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つば九郎さん が 書籍マンガ 日本の歴史〈24〉自立する戦国大名 (中公文庫) 」にレビューを投稿しました(2023-01-18)

 かつて、友人達と仮面ライダーごっこを暗くなるまで毎日しまくり、ショッカーの戦闘員役が得意だったつば九郎です。
 みんなが尊敬し大好きだった石ノ森章太郎さんのマンガ日本の歴史、第24巻自立する戦国大名編です。この巻は、各地で台頭してきた大名たちの短編集のような作りになっております。登場するのは、北条早雲に謙信と信玄、そして毛利元就に松永久秀が続き、最後に桶狭間の合戦での織田信長がしんがりを務めております。
 この巻を読んでいて、何より楽しいのが、お城がビジュアルとして出てくるのでウキウキしながらページをめくってしまいます。自分が本城にしている小田原城をはじめ、八王子滝山城、甲府躑躅ヶ崎館、春日山城、清洲城、etc、さすがそこは戦国時代、合戦とお城がふんだんに登場してきます。途中で大鋸(おが)という道具で大量の板が生産できるようになり、家屋作りに革命的な変化をもたらし、城郭の変化と城下町の建設を促したという説明も出てきます。勉強になります。
 次巻は、いよいよ信長の本格的な登場になるはずですので、迫力ある合戦シーンを楽しみにしてます。

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つば九郎さん が 書籍マンガ 日本の歴史〈23〉弥陀の光明をかかげて (中公文庫) 」にレビューを投稿しました(2023-01-18)

 ずっと、世界平和のために悪の組織ブラックゴーストやショッカーと闘い続けてきた漫画家、石ノ森章太郎さんによるマンガ日本の歴史です。決して児童向けの学習漫画ではなく、しっかりとしたストーリー重視の内容になっています。
 第23巻は、応仁の乱前後の宗教史がメインの内容になっていて蓮如、日親、兼倶といった僧侶達が登場してきます。そして、応仁の乱が、きっかけで争いが各地に広がり、その反動もあって土一揆が始まり、一向一揆も始まり、農民をはじめとする民衆も武器を持って立ち上がり、寺院も城塞化し武装し始めたことが描かれています。自分が不勉強なだけかもしれませんが、まったく知らない話ばかりで、まだまだ歴史を深めていかないとなあと思わされました。 
 ここを経るからこそ、農家生まれの秀吉誕生や信長と一向一揆や本願寺との対立へとつながって行くのかななどと思いながら、読んでおりました。
 この巻の最後は、種子島に鉄砲が伝わったところで終わりますが、ということはこの後すぐにキリスト教も伝わってくるということで、日本の宗教史も急展開していく直前なんですね。歴史は、まだまだ奥が深いですな。

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つば九郎さん が 書籍マンガ 日本の歴史〈22〉王法・仏法の破滅―応仁の乱 (中公文庫) 」にレビューを投稿しました(2023-01-15)

 あの漫画の巨匠、石ノ森章太郎さんによる日本の歴史です。ちなみに自分は、やはりサイボーグ009ですね。人生2番目に見た映画が009でした。
 もっと、いわゆる学習漫画のような感じかと勝手に思ってたら、しっかりしすぎた内容で良い意味で裏切られました。全然、子供向けじゃないですね。自分のレベル的には、ピッタリくる感じでしょうか。
 この22巻は、まるまる1冊が応仁の乱について描かれています。あの複雑すぎる、なかなか内容がすぐに理解できない乱が、漫画ならではで分かりやすく話しが進んで行きます。すぐに見返すことができるのが、何よりありがたい限りです。
 応仁の乱こそが、グダグダで終わった割には戦国時代が始まるきっかけになった訳で、各地で戦国武将が群雄割拠するきっかけになり、一方で土一揆が始まり民衆をも争いに巻き込んでいくあたりを丁寧に描いてくれています。いつの世も巻き込まれて犠牲になるのは市民の側なんですね。悲し。
 さて、そこはさすがに石ノ森章太郎さん、全編に渡って迫力ある構図とカット割、お見事です。燃え上がる寺院と、そこに降り注ぐ激しい雨、その傍らに悲しげな一匹の犬、素敵です。今更ながら漫画侮りがたしです。

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つば九郎さん が 書籍トンチキ鎌倉武士 」にレビューを投稿しました(2023-01-14)

 れきしクンこと長谷川ヨシテルさんの一連のシリーズの第6弾で、現在のところ最新刊となる、トンチキ鎌倉武士となります。大河ドラマの鎌倉殿の13人に合わせて出版されたものと思いますし、視聴の予習復習にはドンピシャの一冊になっています。 
 頼朝ファミリーの皆さんから、もちろん鎌倉殿の13人の面々、更には平家ファミリーの方々まで、詳細に調べ上げてくれており、相変わらずユーモアも忘れずに、分かりやすい内容になっております。日本史あるあるで、ほぼ同じような名字ばかりが次々に登場してきますが、うまく整理しながら説明してくれているので助かります。また、その後それぞれの末裔が、戦国時代の武将へと繋がっていく説明は圧巻で、歴史の持つ面白さ凄さを感じさせてくれます。まさにこれが歴史の醍醐味ですね。
 ここまで面白い素晴らしいシリーズなので第7弾も当然期待してしまいます。ここまで毎回、否定的なカタカナ4文字で違う色の表紙が採用されておりますが、候補としては大河ドラマ繋がりで、ドウスル家康家臣団もありそうですが、自分的には、オテンバ姫君列伝、イカサマ文化人列伝あたりを出してほしいです。実は自分は文化史が一番好きで詳しかったりするんですよね。
 でも何よりやっぱりお城で3冊目となるユニーク城探索を、ぜひ読んでみたいです。次作の表紙の色は紫色を予想しておきます。

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つば九郎さん の読者投稿欄「山岳の僻地や孤島にある城跡など、いままでに訪問した中で「なぜこんな場所に城跡が?」と思ったお城を教えてください 」への回答が更新されました(2023-01-01)

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
かつて仕事で住んでいた仙台市では、街中の住宅地に途轍もなく高い塀に囲まれた刑務所が唐突に現れます。こここそが若林城の城跡になっております。かの仙台城の支城で土塁や堀跡が残っているようですが、ここを攻城するには逮捕されるか刑務官になるかしかない城となっています。ブラタモリでも取り上げられてましたね。
難易度の高い孤島にある城跡だとやはり品川台場の第六台場ですかね。無人島で立ち入り禁止でレインボーブリッジの遊歩道から見下ろすことのみができます。
大都会の真っ只中こそ、逆にえーここも城跡だったのと思うところが多い気もします。毎日遊んでいた公園が、通っていた学校が、参拝していた神社寺院がと。子供の頃、毎日缶蹴りしてた公園が実は城跡だったことをつい最近知りました。
今年こそコロナや災害なく攻城できる良い一年になりますように。

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つば九郎さん が 書籍読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫) 」にレビューを投稿しました(2022-12-20)

 日本史をやはり学び直そうと思い立ち、かの120万部のベストセラーをあの日本最大の古書販売チェーン店で110円で入手しました。安くて助かる。
 受験は日本史を選択しておりましたが、元来の狡賢い性格なので、試験に出そうなところのみを勉強し、税制や土地制度、交通交易、文化史宗教史に集中し、年号、将軍の名前、〇〇の乱や〇〇の変はすべて捨て(歴史の王道なのに)せいぜい一揆ぐらいという極端な勉強方法を取っておりました。その王道と現代史までやっておけば、もうちょっと良い学校に進め、人生も違っていたかもしれませんが。間違っても子供達に勉強しろとは言わない素敵な人間にはなれた気はしますが。 
 とはいえ、あの頃、勉強しておけばとは良く言ったもので、そんなこんなで、この本で学び直しです。まず読みやすいですね、そして、やはりすっかり忘れてしまうものですね、最初の方の倭の五王で既に愕然となりました。歴史に詳しい方々には必要がないとは思いますが、ベストセラーになるのは納得です。なにしろ、たった4〜5時間で旧石器時代から平成時代までの復習ができます。同時にもう一度読む日本史の教科書も110円で入手しましたが、教科書というだけで、すでに自分に拒否反応があるので、こちらから読んで正解だったかもしれません。

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つば九郎さん が 書籍司馬遼太郎と城を歩く (光文社文庫) 」にレビューを投稿しました(2022-12-14)

 図書館で見つけて借りて来ました。
 いやー、間違いなく良い本です。素晴らしいです。司馬遼太郎好きで、なおかつ城好きの自分には堪らない1冊です。 
 登場する城は北は五稜郭から南の首里城までの35城、基準は司馬さんの作品、小説やエッセイに書かれていることです。最初の見開き1ページに城が登場する実際の作品の文章が書いてありますが、たった1ページでも独特のあの語り口が堪能できます。大袈裟じゃなくたった1ページでも見入らせられてしまいます。次のページには各城のデータやアクセス、見どころも紹介されており城のガイド本としてもきちんと活用できます。
 五稜郭は燃えよ剣、浜松城は覇王の家、岐阜城は国盗り物語、大坂城は新史太閤記、松山城は坂の上の雲、どれもそりゃそうだの組み合わせです。城にも行きたくなるし、作品も再読したくなってしまいます。また、城攻めのお供に、行き帰りの電車内や宿で関連する司馬作品を読むのもありかもしれません。
 なお、姉妹編として、まったく同じ形式の司馬遼太郎と寺社を歩くもあり、こちらもお勧めです。 
 今回は図書館で借りましたが、購入しようか非常に悩み中です。お小遣い制だからなあー。
 

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つば九郎さん が 書籍キテレツ城あるき 」にレビューを投稿しました(2022-12-12)

 れきしクンこと長谷川ヨシテルさんの著作で、一連のシリーズとしては第5弾の、城シリーズとしてはヘンテコ城めぐりに続く2冊目となります。今回も、全国にある、あんな城こんな城の楽しいエピソード集となっております。
 キテレツ天守大集合もヘンテコ石垣コレクションも、勿論面白いんですが、なんといっても、まずは舞鶴城多すぎ問題!が実に21城も登場していて有名どころから、そうでもないところまで、なかなか壮観で、これはやはり面白過ぎです。また、個人的にはワンテーマ城めぐりの中の古代山城たちが、昨年まで九州に住んでいたので訪ねたことのある大野城や水城、基肄城、鞠智城が次々と登場していて、これはやはり嬉しい限りです。それぞれ太宰府を中心に関連があるので、集中的にまわっておいて良かったです。いっぱいある舞鶴城も実に九州にその内の9城もあるようで、もっと早く知っていれば残らず攻城しておいたのにと、こちらは、ちょっと残念です。 
 今回何より読んでいて嬉しくなるのは、至る所の写真になんと画像提供・攻城団と書かれているではないですか。ざっと見ていくと、鳥取城、金沢城、田辺城、柳川城、高鍋城、栃尾城、小牧山城と登場し、どれも素敵な写真ばかりで気分が悪かろうはずがありませんです。なぜか幸せになれます。 
 前作ヘンテコと今回キテレツで、合わせて100城以上が取り上げられましたが、まだまだ魅力的なお城はたくさんありますので、是非とも第3弾をと期待しております。もちろんその際には、攻城団の写真をさらに満載で、お願いしたいです。

 

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つば九郎さん が  白石城(宮城県白石市) の写真をアップしました(2022-12-05)

白石城 城内の白石市汚水升
白石城 城内の白石市汚水升
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つば九郎さん が  白石城(宮城県白石市) の写真をアップしました(2022-12-05)

白石城 天守と昭和の大横綱、大鵬像
白石城 天守と昭和の大横綱、大鵬像
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つば九郎さん が  白石城(宮城県白石市) の写真をアップしました(2022-12-05)

白石城 天守から見た大手門虎口
白石城 天守から見た大手門虎口
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つば九郎さん が  白石城(宮城県白石市) の写真をアップしました(2022-12-05)

白石城 大手門
白石城 大手門
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つば九郎さん が  白石城(宮城県白石市) の写真をアップしました(2022-12-05)

白石城 木造復元天守
白石城 木造復元天守
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つば九郎さん が  多賀城(宮城県多賀城市) の写真をアップしました(2022-12-04)

多賀城 政庁正殿跡と多賀城址碑
多賀城 政庁正殿跡と多賀城址碑
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つば九郎さん が  多賀城(宮城県多賀城市) の写真をアップしました(2022-12-04)

多賀城 政庁正殿跡
多賀城 政庁正殿跡
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つば九郎さん が  多賀城(宮城県多賀城市) の写真をアップしました(2022-12-04)

多賀城 政庁復元模型
多賀城 政庁復元模型
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つば九郎さん が  多賀城(宮城県多賀城市) の写真をアップしました(2022-12-04)

多賀城 多賀城碑
多賀城 多賀城碑
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つば九郎さん が  多賀城(宮城県多賀城市) の写真をアップしました(2022-12-04)

多賀城 政庁南階段
多賀城 政庁南階段
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つば九郎さん が  仙台城(宮城県仙台市) の写真をアップしました(2022-12-03)

仙台城 100名城認定証
仙台城 100名城認定証

100名城スタンプの上に掲示されていました。なかなか、珍しいかなと思って撮りました。

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今日のレビュー

平安京の四〇〇年:王朝社会の光と陰

10月の定期ライブで榎本先生が推薦され、かつ来年の大河ドラマが平安時代が舞台と言うことで、予習のつもりで手に取りました。はっきり言って平安時代に関する知識はあまり有りませんでしたが、この著書には桓武天皇が都を平安京に移してから、摂関政治、院政、そして武士の時代までの約400年の貴族の権力闘争や平安京に住む人びとの営みを知る事が出来ました。特に関心を持ったのは平安京のトイレ事情で、汚い話もあり詳細は割愛しますが、テレビや映画ではなかなかお目にかかれない事なので興味深く読ませて頂きました。来年の大河まで時間はそう有りませんが、その前に是非読んでおく一冊だと思います。

まーちゃんさん)

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