攻城団が提案するお城めぐりの旅行ガイド(モデルコース)です。旅程を考える際の参考にしてくださいね。
2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」は、主人公である井伊直虎が次郎法師と名乗って出家した龍潭寺、のちに城主となった井伊谷城など静岡県浜松市が舞台となっています。
こうした「直虎ゆかりの地」のほか、浜松グルメの代表格であるうなぎと餃子を味わう、お城も食事も満喫できるプランを紹介します。
出発地点はJR浜松駅です。
東京駅からは、9:03発の「ひかり465号」に乗れば、10:32に浜松駅に到着します。
新大阪駅からは、9:03発の「のぞみ4号」に乗り、名古屋駅で「こだま642号」に乗り換えれば、10:39に浜松駅に到着します。
博多駅からも、6:32発の「のぞみ4号」に乗り、名古屋駅で「こだま642号」に乗り換えれば、10:39に浜松駅に到着します。
さっそくですが、ランチは駅前でうなぎを食べましょう。
(徒歩10分圏内にうなぎ屋は多数あります)
浜松のうなぎの歴史はもう100年以上になります。1900年(明治33年)に服部倉治郎さんが浜名湖でうなぎ養殖をはじめたのが最初だそうです。
うなぎ料理専門店は浜松市内に約80店あり、あの食欲をそそる香ばしいかおりは環境省が認定した「かおり風景100選」にも選ばれています。
とくに人気店は混んでる可能性が高いので、新幹線の到着時間にあわせて予約しておくことをオススメします。
食べ終わったら、浜松駅までいったん戻ります。
浜松駅周辺にはたくさんレンタカー屋があります。
今回のメインの目的地でもある井伊谷城は最寄りのバス停から徒歩20分の距離にあるため、時間の短縮のためにもクルマの運転ができる場合はレンタカーを利用したほうがいいでしょう。
まずは浜松城に立ち寄ります。
浜松城は徳川家康が29歳から45歳までの17年間を過ごした城です。江戸時代には歴代城主の多くが幕府の重役に出世したことから「出世城」と呼ばれるなど、縁起のいいお城としても知られていますね。
本丸跡には「若き日の徳川家康公の銅像」という像があります。
ホテルコンコルド浜松の向かいに駐車場も完備されています。
浜松城公園駐車場は浜松城を見学する場合は無料で利用できる駐車場です。
ホテルコンコルド浜松は浜松城公園のすぐそばにあるホテルです。
家康が浜松城を築城する前にあったのが曳馬城(引馬城、引間城)です。
曳馬という名称が「馬を引く」すなわち敗北を意味して縁起が悪いということで、城名・地名ともども「浜松」と改めたそうです。
浜松城は曳馬城を拡張するかたちで築かれており、もともと曳馬城だった部分には現在は浜松東照宮が建てられています。
浜松東照宮は引間城(曳馬城)跡に建てられた徳川家康を祀る東照宮です。
駐車場に戻って、クルマで移動します。
井伊氏発祥の城、井伊谷城です。
井伊直虎だけでなく、彼女の元婚約者で井伊直政の父でもある井伊直親ら歴代の当主が居城しました。
現在は井伊谷城跡城山公園になっており、本丸跡には展望台が設置されています。山頂の本丸跡までの歩道も大河ドラマの放送にあわせて整備されていました。
龍潭寺は平安時代からつづく井伊家の菩提寺で、許婚の井伊直親と結ばれなかった井伊直虎が出家した寺です。
とくに小堀遠州の作庭とされる庭園は国の名勝に指定されており、縁側に座ってゆったりとした時間を過ごすのもいいでしょう。
龍潭寺は井伊直盛、井伊直親、井伊直虎の墓がある井伊氏の菩提寺です。
夕方の浜松駅周辺は交通渋滞が予想されるので、余裕を持って移動したほうがいいかもしれません。
浜松は宇都宮と1、2を争うほどの餃子の消費地で、市内には300店を超える餃子店があるそうです。
キャベツたっぷりの餃子を円形に並べ、中心に茹でたモヤシを添えるスタイルが特徴です。
浜松駅周辺にも餃子店はたくさんありますし、龍潭寺から駅に戻る途中に寄ってもいいと思います。
駅構内の「エキマチウエスト」にお土産売り場があります(新幹線改札の向かい)。
地元の和菓子や洋菓子のほか、冷凍餃子も売ってましたし、家康くんなどのキャラクターグッズもたくさんありました。
今回はレンタカーでのプランを紹介しましたが、バスで移動することもできます。
ただしバスの本数がかぎられていること、バス停から歩く距離が長いことを考えると、ここで紹介したプランをこなすことはむずかしいと思います。
浜名湖の湖岸にある舘山寺温泉で一泊するのがオススメです。
近くにある遊園地「浜名湖パルパル」は堀江城跡ですし、ロープウェイで大草山にのぼれば展望台から井伊谷城をのぞむこともできます。
また、「うなぎパイ」で有名な春華堂では予約なしで入れる工場見学があるので楽しめると思います。
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